国語言葉の意味

【四字熟語】「大同小異」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

・ホームルームで様々な意見が飛び交ったが、どれも大同小異で、進展がなかった

・新しくスマホを買おうと思って比べてみると、どれも基本性能は良く大同小異であることがわかった

・お互いにライバル視している彼らだけれど、僕から見れば大同小異だ

言いたいことは「ほとんど同じ」ということになりますが、使い方には少し注意が必要な時もあります。

文脈や言い方によっては、「たいして違いがない」「細かいところを気にしてもしょうがない」というやや否定的なニュアンスが感じられることがあるからです。

違いがあるのはわかっていても、人によってはそのわずかな部分が気になる時もあるはず。場面に適しているか判断して使うようにしましょう。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

世の中のものを比べてみれば「大同小異」ということはよくあるが、その中で何が大切なのかは人それぞれだ。自分の伝えたいこともよく考えて表現しよう。

「大同小異の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

「大同小異」の類義語には「同工異曲」や「五十歩百歩」が挙げられます。

類義語でも、比較するとわずかに意味合いが異なっていることも。まさに「大同小異」ですが、違いを押さえて間違いなく使うようにしましょう。

「同工異曲」

「同工異曲(どうこういきょく)」は「技術や手法は同じだが、趣が違う」こと。転じて、「やり方や外見は異なっていても、中身はほとんど同じ」という意味で使われるようになりました。

こちらも中国の古典が語源ですが、詩歌を評価する場面で使われたためか「趣が違う」という意味も含まれています。

そのため単純な事柄の比較ではなく、発想や技法を比べる際に使うのが適しているでしょう。

「同じ曲でも演奏者によって違うものだ」と言いたい時は、誉め言葉になることもありますね。細かい違いですが、使うシーンを自分なりに想像すると覚えやすくなりますよ。

ちなみに、「工」は「技巧(技術のうまさ)」のことですが、漢字は「巧」ではなく「工」を使うこともポイントです。

・最近の音楽は似たようなものが多くて、くらべても同工異曲で退屈だ

・課題曲は同じでも演奏する人によって全く違う聞こえ方をし、まさに同工異曲だと感じた

「五十歩百歩」

「五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)」は「どれも大した違いがなく、似たり寄ったりであること」。

『孟子』に由来する言葉で、「五十歩逃げた人が、百歩逃げた人を笑ったらどう思うか」という逸話から。大した違いはないということですね。

そのストーリーのせいでしょうか、基本的に良い意味や褒める場合には使われない表現です。誰かや何かの評価に対して使う場合は注意しましょう。

次のページを読む
1 2 3
Share: