

ん?「だいどうしょうい」って何だって?あ、「大同小異」を知らないか。覚えておいたほうが良いぞ。意外と使われる言葉だ。
今回はその「大同小異」について、院卒日本語教師の”むかいひろき”に解説してもらおう。むかい、よろしく!

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/むかいひろき
ロシアの大学で2年間働き、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。
「大同小異」の意味や使い方は?

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「大同小異」という言葉、聞いてもピンとこない人が多いかもしれません。ただ、意外と使われている言葉であることも間違いありません。まずは、その「大同小異」の意味と使い方を見ていきましょう。
「大同小異」の意味は「全体的にほぼ同じ」
最初に、「大同小異」の辞書での意味を確認していきましょう。国語辞典には「大同小異」は次のような意味が掲載されています。
細部の違いはあるが全体的にはほぼ同じであること。
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「だいどう-しょうい【大同小異】―セウイ」
「大同小異(だいどうしょうい)」は「若干の細かい部分の違いはあるが全体的にほぼ同じ」という意味の四字熟語です。ニュアンスとしては、マイナスのニュアンスで使われる場合がやや多いですが、プラスのニュアンスでも使用できます。この点は次の使い方の項目で見ていきましょう。
注意点は漢字ですね。「大同小異」は「同」と「異」という対義のペアの漢字を組み合わせてできた四字熟語です。よって「大同小違」と書くのは間違いになります。気をつけましょう。
「大同小異」の使い方を例文とともに確認!
では、「大同小異」の使い方を例文とともに確認していきましょう。例文から、どのようなニュアンスや文脈で使われているかをよく確認してみてください。
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