

端的に言えば一知半解の意味は「物事を半分しか理解しておらず中途半端なこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
営業マネージャーとして勤務し、カナダでの留学を経てライターとして活動中のナガタナミキを呼んだ。一緒に「一知半解」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/ナガタ ナミキ
外資企業の営業マネージャーとして勤務し、相手に伝わる会話表現やコーチングスキルについて学ぶ。カナダでの留学を経て、言葉の持つニュアンスや響きを大切にするライターとして現在活動中。
「一知半解」の意味は?
「一知半解」には、次のような意味があります。
少ししか分かっておらず、十分に理解していないこと。生半可な知識や理解しかないこと。生かじり。一つの事を知っているが半分しか理解していない意。
出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)「一知半解」
物事の理解のしかたが中途半端なこと。なまかじりの知識。「一知半解の徒」
出典:大辞泉(小学館)「一知半解」
「一知半解」は物事に対する理解度が中途半端であることを表す四字熟語です。たとえば世の中で流行している若者言葉を耳にしたことはあるが、詳しい説明ができない・使い方を知らない状態などは「一知半解」にあたります。
物事の表面・一部分しか知らないために本質を掴めていないところがポイントです。人はそれぞれ得意・不得意がありますから全ての分野を熟知することは難しいですが、何事も中途半端な「一知半解の知識」では頼りないですね。良い印象を与える言葉ではないことを理解しておきましょう。
「一知半解」の語源は?
次に「一知半解」の語源を確認しておきましょう。
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