
「栄枯盛衰」:栄えたり衰えを繰り返すこと
「栄枯盛衰(えいこせいすい)」は、”栄えたり衰えを繰り返すこと”です。「栄枯」は「栄えること、衰えること」、「盛衰」は、「盛んになる、衰える」の意味を表します。例えば「栄枯盛衰の世の中だから、浮かれてはいられない」であれば、良いことが起きても、必ず悪いことが起きるから油断できないの意味です。
「不撓不屈」:どんな困難にも屈しないこと
「不撓不屈(ふとうふくつ)」の「撓」も「屈」も「くじける」の意味を表し、共に「不」で否定しています。つまり意味は、”どんな困難にも屈することはない”です。「不撓不屈の精神」という使い方が一般的で、「七転八起」と同じようにあきらめない精神を表します。例えば「今夜は不撓不屈の精神で、課題を終わらせる」は、今夜はなにがあっても徹夜覚悟で課題を終わらせるの意味です。
「捲土重来」:失敗した者が再び盛り返すこと
「捲土重来(けんどちょうらい)」は、「捲土」が土煙で風が巻き上がる様子、「重来」は再びやってくることです。転じて「捲土重来」は、”失敗した者が再び盛り返す姿”を表します。例えば「前回無惨にも敗退したが、一年後には捲土重来を果たした」の意味は、一度敗れたものの、一年後には返り咲いたです。
「刀折れ矢尽きる」:物事に立ち向かう術がなくなること
「刃折れ矢尽きる」は、刀も折れて矢も尽きてしまった状態です。激しい戦の末、武器を失ってしまったら戦えませんね。したがって意味は、”物事に立ち向かう術がなくなること”です。例えば「売上を伸ばすためにあらゆる方法を駆使したが、刃折れ矢尽きてしまった」は、思いつく限りのことはすべて試したが、もはや手段はないことを意味します。
\次のページで「「万事休す」:施す手段がなくなること」を解説!/
次のページを読む