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【四字熟語】「唯我独尊」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「唯我独尊」について解説する。

端的に言えば「唯我独尊」の意味は「この世で自分より尊いものはいないとうぬぼれること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

学習塾経営者で国語が得意な「ぼすこ」を呼んだ。一緒に「唯我独尊」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ぼすこ

国立大学教育学部卒業後、学習塾を経営。読書好きが高じて蓄えた幅広い知識と、得意教科である国語力で、四字熟語をわかりやすく解説していく。

「唯我独尊」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「唯我独尊」の意味や語源・使い方など、基本的な内容を押さえていきましょう。

「唯我独尊」の意味は?

「唯我独尊」について、辞書には次のように記されています。

1.天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)の略。
2.世の中で自分ほどえらいものはないと、うぬぼれること。

出典:大辞林第三版(三省堂)「唯我独尊」

「唯我独尊」は、お釈迦様が誕生の時に口にした「天上天下唯我独尊」という仏教用語からできた四字熟語です。「天上天下」は世界・宇宙全体のこと、「唯我独尊」は漢文で、「唯(ただ)我のみ尊しとなす」と読み、全体を通して、「この宇宙全体に自分という存在は、たった一人だけの尊いものである」という意味を表しています。この言葉がいつしか曲解されて、「世の中で自分が一番尊いと思ってうぬぼれること」という使われ方をするようになりました。現在では、元の「天上天下唯我独尊」の意味ではなく、「うぬぼれ」の意味で使われることがほとんどでしょう。

「唯我独尊」の語源は?

「唯我独尊」の意味を確認したところで、次にその語源についても見ていくことにしましょう。

「唯我独尊」の語源となったお釈迦様の誕生についてお話していきます。お釈迦様は、古代インドにあった国の王子として生まれました。聖人であるお釈迦様の生まれ方は一風変わっており、母親の右脇から生まれ、すぐに7歩歩き、そして右手で上を、左手で下を指差して言ったのが「天上天下唯我独尊」という言葉でした。お釈迦様の誕生からその生涯を書いた仏典はいくつかあるのですが、代表的なものは、「修行本起経(しゅぎょうほんぎきょう)」という経典で、古代インド語で書かれ、のちに中国語に訳されたお経をまとめたものです。

「天上天下唯我独尊」という言葉をお釈迦様がどういう意味を持って使ったのかは、記録としても言い伝えとしても残っておらず、多くの人がその解釈について考えていますが、正解は誰にもわかりません。少なくとも、「自分がこの世で一番尊い存在である」といううぬぼれではなかったでしょうね。

 

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