

ところで、この「異口同音」って言葉、ちゃんと意味わかっているか?どうやら今回は院卒日本語教師の”むかいひろき”が「異口同音」について解説してくれるみたいだ。意外と使いどころのある表現だから、覚えておいて損はないと思うぜ!

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/むかいひろき
ロシアの大学で2年間働き、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。
「異口同音」の意味や使い方は?

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「異口同音(いくどうおん)」という言葉、たまに見聞きする言葉でしょう。覚えておくと結構使いどころのある表現です。まずは、その「異口同音」の意味や使い方について見ていきます。
「異口同音」の意味は「多くの人が同じことを言う」
最初に、「異口同音」の意味について辞書の記述を確認していきましょう。「異口同音」は国語辞典には次のような意味が掲載されています。
多くの人が口をそろえて同じことを言うこと。
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「いく-どうおん【異口同音】」
「異口同音(いくどうおん)」は「多くの人が口をそろえて同じことを言うこと」という意味の四字熟語です。よく「異句同音」という表記をされることがありますが、これは間違いですので気をつけましょう。多くの人がそれぞれの異なった口(異口)で同じことを言う(同音)から、「異口同音」なのです。
また、「異口」の読み方は「いこう」ではなく「いく」ですね。こちらも気をつけましょう。
「異口同音」の使い方を例文とともに確認!
続いて、「異口同音」の使い方を例文とともに確認していきましょう。「異口同音」は「多くの人が同じことを言っている」という意味を表しますが、「全員が同じことを言っている」とは限りません。
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