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【四字熟語】「有象無象」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「有象無象」について解説する。

有象無象には「形のあるものとないもの」と「雑多なつまらない者たち」の二つの意味があるが、その詳しい意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元塾講師で、解説のわかりやすさに定評のあるgekcoを呼んだ。一緒に「有象無象」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/gekco

本業では出版物の校正も手がけ、一般教養に強い。豊富な知識と分かりやすい解説で好評を博している。

「有象無象」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 24084273

有象無象は「うぞうむぞう」と読みます。それでは、早速「有象無象」の意味や使い方について詳しく見ていきましょう。

「有象無象」の意味は?

「有象無象」には、次のような意味があります。

1 「有相無相」に同じ。

2 雑多なつまらぬ者たち。人をいやしめていう。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「有象無象」

このように2つの意味をもつ熟語ですが、一般的には2の意味で用いられることの多い熟語です。特に皮肉を込めて使われる場面が目立ちます。

では、1の意味で登場する「有相無相」もあわせて確認しておきましょう。

形をもつものともたないもの。現象と真理。有象無象。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「有相無相」

有相無相は「うそうむそう」と読みます。四字熟語ですが、どちらかといえば仏教用語に近い言葉です。そのため、一般的には有象無象が使われる場合がほとんどとなります。

「有象無象」の由来は?

意味のところでも少し触れましたが、有象無象という言葉の語源は「有相無相」です。「」とは、仏教では目に見える姿や形のことをいいます。「有相無相」は「相が有るもの」と「相が無いもの」をあわせた言葉なので、平たくいえば「姿形があるものもないものもすべて」という意味です。

ここで使われている「相」という概念が仏教独自のものだったので、「有相無相」がたくさんの人に受け入れられるには「相」の意味が分かりにくい、という壁がありました。そのため、発音が似ている「」が当てられ、「有像無像」となりました。この時点で読み方は「うぞうむぞう」に変わっていますが、いつからどうして「有象無象」になったのかははっきりとしません。

意味の項で説明した2の「雑多なつまらぬ者たち。人をいやしめていう。」という意味は「有象無象」になってからできた意味です。有相無相の「形をもつものともたないもの」という意味にくわえ、「うぞうむぞう」という言葉の響きが「うじゃうじゃ」と似ていたことも関係していると考えられています。

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