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【四字熟語】「鶏鳴狗盗」の意味や使い方は?例文や類語も含めてセンター国語190点オーバーの古典・歴史マニアがわかりやすく解説!

ちくとう-ぼくせつ
役に立たないもののたとえ。また、細かなもののたとえ。転じて、つまらないものでも、何かで役に立つかもしれないから粗末にしないこと。廃物利用すること。▽「竹頭」は竹の切れはし。「木屑」は木のくず。

出典:三省堂 新明解四字熟語辞典

こちらは船大工の匠が全て無駄にせずに利用することから来ています。リサイクルや資源の有効活用という点で、現代の人間にはこちらのほうがピンとくるかもしれませんね。

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孟嘗君、生まれたときからエピソードがてんこ盛りの人です。孟嘗君の生まれた日は5月5日。いまではこどもの日ですがこの時代の中国では『この日に生まれた子供は、門の高さまで成長したとき親を殺す』といわれており、父親は彼を殺そうとしたのですが母親は隠して育てました。当然かもしれませんが、成人した時に初めて父親にあったときに父は怒り殺そうとします。孟嘗君はなぜ殺されなければならないかと問い、父は先の言い伝えを伝えると「だったら門を高くすればいいのではないか」といいました。父は納得したそうです。

どこか、おとぎ話のようなエピソードですが、あくまで2300年前のこと。日本では、ヤマトタケルノミコトがヤマタノオロチを退治するよりさらに昔。孔子や老子、孫子といった中国の思想の源流になった人たちの活躍した時代でもあります。2000年以上前はある種、神話の時代なのです。

「鶏鳴狗盗」を使いこなそう

鶏鳴狗盗を解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか。王様の宝物庫なんてそんなに簡単に忍び込めるか!とかニワトリの鳴きまねをしただけで門番が騙されるかな?など突っ込みたいところはいっぱいあるのですが、前述したように2000年以上前というのは神話の時代。嘘か本当かではなく伝説として受け入れるのがいいのではないでしょうか。

なお、孟嘗君はこの後、自分の国の王様にも命を狙われ他国に脱出します。有能すぎだったんですね。その後、国に戻る手助けをしてくれたのが口だけがうまかった食客。どんな能力や人がどんな時に役に立つかはわからないものです。これは自分自身にも言えること。どんなことでも自分のできることに誇りを持ち役に立つ場所を探してみるとよいのかもしれません。

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