この記事では「茶番」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「farce」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC940点で、現役の翻訳者であるライターBuppeを呼んです。一緒に「茶番」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/greenforest

幼少期をインターナショナルスクールで過ごす。大学留学や海外勤務経験を経て身に着けた英語を分かりやすく紹介する。

「茶番」の意味と使い方は?

みなさんは「茶番」という言葉を使ったことがありますか。「あんなのは茶番だ!」などのように、日常会話で耳にしたことがあるのではないでしょうか。今回は「茶番」を英語でどのように表現することができるかを紹介します。それでは、「茶番」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「茶番」の意味

茶番」には、次のような意味があります。

・客のために茶の用意や給仕をする者。

・こっけいな即興寸劇。江戸歌舞伎の楽屋内で発生し、18世紀中ごろ一般に広まった。口上茶番と立ち茶番とがある。茶番狂言。

・底の見えすいた、下手な芝居。ばかげた振る舞い。茶番劇。「当人は真剣でも傍 (はた) から見ればとんだ茶番だ」

出典:goo辞書「茶番」

「茶番」の使い方・例文

上記のように、「茶番」には「底の見えすいた、下手な芝居。ばかげた振る舞い」という意味があることが分かりました。次に「茶番」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あんな面接はもう御免だよ。茶番に過ぎないじゃないか。
2.あのコンテストの優勝者は最初から決まっていたんだよ。もう二度とあんな茶番に付き合うものか。
3.あなたがすることは全て茶番じみて見えるのよ。

\次のページで「「茶番」の英語での表現は?」を解説!/

「茶番」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「茶番」の英語表現

英語で茶番は「farce」と言います。「farce」の語源である「farcire」(ラテン語)は中世のフランスで演じられた喜劇を指しますよ。とても単純で人々の笑いを取るような寸劇だったようです。さて、例文を見ていきましょう。

1.Obviously she wanted to continue his farce.
彼女は明らかに茶番を続けたいようだった。

2.Feeling politics had become a farce, I stopped going to the election.
政治が茶番になってきたと感じ、選挙に行くのをやめてしまった。

3.That job interview was a farce.
あの面接は茶番だったよ。

「茶番」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現「nonsence」

似たような言葉に「nonsence」があります。「nonsence」は「無意味な」「ばかげたこと」「つまらないこと」を意味しますので「茶番」と同じようなニュアンスで使うことができるのではないでしょうか。例えば、以下のように使うことができますよ。

\次のページで「「茶番」を英語で言ってみよう」を解説!/

1. That is a nonsence!
それは茶番だよ!(ばかばかしい)

2. She is being nonsence again! I don't want to talk to her anymore.
彼女がまた茶番じみた事をしているよ!もう話したくない。

「茶番」を英語で言ってみよう

この記事では「茶番」の意味・使い方・英訳を説明しました。江戸時代の歌舞伎劇場の楽屋で下積みをしている人たちはお茶係だったようです。そんなお茶係が楽屋で行った即興寸劇が「茶番」と呼ばれ、人々の間に広まっていきました。今では、うそくさい事柄を「とんだ茶番だ」など「先が見え透いた嘘」のような意味合いで使われていますよ。ぜひ、日常会話で使ってみてくださいね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「茶番」は英語でどう表現する?「茶番」の使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「茶番」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「farce」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC940点で、現役の翻訳者であるライターBuppeを呼んです。一緒に「茶番」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/greenforest

幼少期をインターナショナルスクールで過ごす。大学留学や海外勤務経験を経て身に着けた英語を分かりやすく紹介する。

「茶番」の意味と使い方は?

みなさんは「茶番」という言葉を使ったことがありますか。「あんなのは茶番だ!」などのように、日常会話で耳にしたことがあるのではないでしょうか。今回は「茶番」を英語でどのように表現することができるかを紹介します。それでは、「茶番」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「茶番」の意味

茶番」には、次のような意味があります。

・客のために茶の用意や給仕をする者。

・こっけいな即興寸劇。江戸歌舞伎の楽屋内で発生し、18世紀中ごろ一般に広まった。口上茶番と立ち茶番とがある。茶番狂言。

・底の見えすいた、下手な芝居。ばかげた振る舞い。茶番劇。「当人は真剣でも傍 (はた) から見ればとんだ茶番だ」

出典:goo辞書「茶番」

「茶番」の使い方・例文

上記のように、「茶番」には「底の見えすいた、下手な芝居。ばかげた振る舞い」という意味があることが分かりました。次に「茶番」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あんな面接はもう御免だよ。茶番に過ぎないじゃないか。
2.あのコンテストの優勝者は最初から決まっていたんだよ。もう二度とあんな茶番に付き合うものか。
3.あなたがすることは全て茶番じみて見えるのよ。

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