国語言葉の意味

【慣用句】「屈辱を晴らす」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「屈辱を晴らす」について解説する。

端的に言えば「屈辱を晴らす」の意味は「受けた恥をそそぐ」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

大学生ライターTakaosushiを呼んだ。一緒に「屈辱を晴らす」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Takaosushi

英語科に通う大学3年生。英語だけでなく日本語の四字熟語や慣用句も勉強中。

「屈辱を晴らす」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「屈辱を晴らす」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。日常生活やメディアでもよく目にする慣用句ですが「雪辱を果たす」との混同などがよく見られます。今回はしっかりそれぞれの意味を確認していきましょう。

「屈辱を晴らす」の意味は?

「屈辱を晴らす」には、次のような意味があります。「屈辱」と「晴らす」それぞれの意味を確認していきましょう。

1.屈服させられて恥ずかしい思いをさせられること。
2.はずかしめられて、面目を失うこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「屈辱」

1.心のわだかまりを取り除いてはればれとした気持ちにさせる。
2.目的をとげる。
3. 空が晴れるようにする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「晴らす」

上記の意味から「屈辱を晴らす」とは「受けた恥をすっきりさせる」というニュアンスがあることがわかりますね。「挽回する」に近い意味であるともいえ、ポジティブな意味合いを持つ事が多いです。

「雪辱を果たす」との違いは?

「屈辱を晴らす」と「雪辱を果たす」はよく混同、誤用されやすい表現で、「屈辱を果たす」「雪辱を晴らす」と間違って使われていることもあります。なんと文化庁が発表した平成22年度「国語に関する世論調査」では、「前に負けた相手に勝つこと」を表現するとき、本来の言い方とされる「雪辱を果たす」を使う人が43.3パーセント、本来の言い方ではない「雪辱を晴らす」を使う人が43.9パーセントという結果が出ているそうです。大体の意味は同じなためよく間違えられるのですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

先程は「屈辱を晴らす」の意味を辞典で確認しましたが、つぎに「雪辱を果たす」の意味を確認していきましょう。

\次のページで「「屈辱を晴らす」の使い方・例文」を解説!/

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