
5分でわかる肺のつくりとはたらき!元家庭教師が分かりやすく解説
ペットボトル(肋骨、胸腔)、フタ:1つ
風船(肺、横隔膜):2つ
ストロー(気管):1つ
ゴム栓4号:1つ
テープ:適量
模型の作り方、実験方法をご紹介します。
1 ペットボトルの底を切り取る。
2 ゴム栓とペットボトルのフタにストローが通る穴を開ける。
3 ストローをゴム栓の穴に通し、適当長さに切る。
4 ゴム栓の細い方に風船をかぶせ、ペットボトルにゴム栓をする。
5 ゴム栓の上からペットボトルのフタをする。
6 ペットボトルの底を切り取った部分に、上半分を切り取り口を縛ったもうひとつの風船をかぶせて完成。
結んだ風船(横隔膜)の結び目を引っ張ると、中の風船(肺)が膨らみます。ゴム栓がない時は風船とストローをしっかりと固定してくださいね。うまくいかないときは、どこかから空気が漏れていないか確認してみてください。

意外と簡単に肺の模型を作れるのだな。
自分で作って実験するとよくその機能を理解できるようになるぞ。
肺の仕事
肺の仕事は体の中の二酸化炭素と外から取り入れた新しい酸素を入れ替えることです。肺の仕事といえば呼吸をイメージする人が多いでしょう。呼吸には外呼吸と内呼吸があり、肺が担当しているのは外呼吸の方です。
外呼吸とは先ほど説明した体の中と外で二酸化炭素と酸素を交換することで肺が行っています。そして内呼吸とはグルコースなど栄養を分解してエネルギーを作り出しATP(アデノシン三リン酸)を生産し、細胞呼吸とも呼ばれているのです。

内呼吸(細胞呼吸)は血液と細胞の間で行われるガス交換、外呼吸は空気と血液のガス交換になるぞ。
肺を持つ生き物

image by Study-Z編集部
呼吸方法にはいくつかあり、動物の種類によって異なります。植物も呼吸をしていますが、呼吸器官はなく、葉の表皮にある気孔を使って呼吸をしているのです。
肺で呼吸をする動物には哺乳類、鳥類、爬虫類がいます。カエルのような両生類だと幼生(オタマジャクシ)はえら呼吸で、成長すると肺呼吸に変わります。