この記事では「アウトコース/インコース」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「outside (pitch) / inside (pitch)」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「アウトコース/インコース」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「アウトコース/インコース」の意味と使い方は?

「アウトコース/インコース」という言葉は、スポーツの中継などでよく耳にしますね。

それでは、「アウトコース/インコース」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「アウトコース/インコース」の意味

「アウトコース/インコース」には、次のような意味があります。

《(和)out+course》

1 野球で、ホームベースの、打者に遠い側を通る球道。⇔インコース。

2 トラック競技・スピードスケートなどで、外側の走路。⇔インコース。

3 ゴルフで、18ホールで構成されているコースの前半9ホール。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「アウトコース」

 

《(和)in+course》

1 野球で、ホームプレートの、打者に近い側を通る球道。⇔アウトコース。

2 トラック競技・スピードスケート・競馬などで、内側のコース。⇔アウトコース。

3 ゴルフで、18ホールで構成されているコースの後半9ホール。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「インコース」

「アウトコース/インコース」の使い方・例文

野球では、ピッチャーが投げた球がバッターの近くを通った場合はインコース、バッターから離れていた場合はアウトコースといいます。ゴルフでは「アウト/イン」のように「コース」を略すことが多いですね。

次に「アウトコース/インコース」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あのバッターは、アウトコースのボールを流すのがうまいんだよ。
2.競馬では一般的にはインコースの方が有利だといわれている。
3.ゴルフで後半の9ホールをインコース、前半の9ホールをアウトコースと呼ぶのは、スコットランドのセントアンドリュースに由来します。

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「アウトコース/インコース」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

野球中継では当たり前のように使われている「アウトコース/インコース」ですが、実は和製英語でネイティブには通じません。メジャーリーグでは、どのような表現が使われているのでしょうか。

「アウトコース/インコース」の英語表現

野球用語の「アウトコース/インコース」は英語で「outside (pitch) / inside (pitch)」といいます。「outside」はもともと「外側」という意味があり、バッターボックスに立っているバッターから離れたところを通るボールのこと。同じように「inside」は「内側」という意味で、バッター寄りを通るボールのことを指します。

1.The pitcher often throws him outside pitches.
そのピッチャーは彼に対してよくアウトコースに投げる。

2.He can pitch a fast ball inside.
彼はインコースに速球を投げることができる。

3.Mike is an inside hitter.
マイクはインコースが得意なバッターだ。

「outside (pitch) / inside (pitch)」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に野球以外のスポーツで使われている表現を見て行きましょう。

ゴルフやトラック競技などの「アウトコース/インコース」は、英語ではどのように表現するのでしょうか

似た表現その1「the front nine / the back nine」

まずゴルフの「アウトコース/インコース」は、「the front nine / the back nine」というのが一般的です。この表現の中には「out」も「in」も入っていないので覚えてにくいかもしれません。その場合には「outward (nine) / inward (nine)」という言い方もあるので、こちらで覚えてもいいでしょう。

陸上などのトラック競技の場合、外側のコースを「outside track」、内側のコースを「inside track」などと言います。

この「inside track」はもう一つ別の意味で使われることも。トラックの内側を走る方が有利なことから、「有利な地位にいる」という意味になることもあります。

\次のページで「「アウトコース/インコース」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.I recorded two birdies on the front nine.
アウトで2バーディーをマークしたよ。

2.He had the inside track.
彼はインコースを走った。(彼は有利な地位にいた。)

「アウトコース/インコース」を英語で言ってみよう

この記事では「アウトコース/インコース」の意味・使い方・英訳を説明しました。「アウトコース/インコース」という言葉はスポーツなどで使われることが多いのですが、英語の表現とは異なるため和製英語ということになります。ちなみに日本の野球では「内角高め」を「インハイ」、「外角低め」を「アウトロー」などと言いますが、これを英語にするとそれぞれ「high (and) inside」、「low (and) outside」です。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「アウトコース/インコース」は英語でどう表現する?「アウトコース/インコース」の英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「アウトコース/インコース」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「outside (pitch) / inside (pitch)」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「アウトコース/インコース」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「アウトコース/インコース」の意味と使い方は?

「アウトコース/インコース」という言葉は、スポーツの中継などでよく耳にしますね。

それでは、「アウトコース/インコース」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「アウトコース/インコース」の意味

「アウトコース/インコース」には、次のような意味があります。

《(和)out+course》

1 野球で、ホームベースの、打者に遠い側を通る球道。⇔インコース。

2 トラック競技・スピードスケートなどで、外側の走路。⇔インコース。

3 ゴルフで、18ホールで構成されているコースの前半9ホール。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「アウトコース」

 

《(和)in+course》

1 野球で、ホームプレートの、打者に近い側を通る球道。⇔アウトコース。

2 トラック競技・スピードスケート・競馬などで、内側のコース。⇔アウトコース。

3 ゴルフで、18ホールで構成されているコースの後半9ホール。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「インコース」

「アウトコース/インコース」の使い方・例文

野球では、ピッチャーが投げた球がバッターの近くを通った場合はインコース、バッターから離れていた場合はアウトコースといいます。ゴルフでは「アウト/イン」のように「コース」を略すことが多いですね。

次に「アウトコース/インコース」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あのバッターは、アウトコースのボールを流すのがうまいんだよ。
2.競馬では一般的にはインコースの方が有利だといわれている。
3.ゴルフで後半の9ホールをインコース、前半の9ホールをアウトコースと呼ぶのは、スコットランドのセントアンドリュースに由来します。

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