国語言葉の意味

【慣用句】「逆鱗に触れる」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「逆鱗(げきりん)に触れる」について解説する。

端的に言えば「逆鱗に触れる」の意味は「相手を激怒させる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んだ。一緒に「逆鱗に触れる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

すけろく

ライター/すけろく

現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

#1 「逆鱗に触れる」の意味や使い方のまとめ

image by iStockphoto

それでは早速「逆鱗に触れる」の意味や使い方を見ていきましょう。

「逆鱗に触れる」の意味は?

「逆鱗に触れる」には、次のような意味があります。

天子の怒りをかう。目上の人を激しくおこらせる。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「逆鱗に触れる」

「逆鱗に触れる」相手を激怒させるという意味ですが、その怒らせる相手というのが問題となります。

なぜなら、相手はかならず目上の人でなければならないからです。したがって、対等の相手や目下の相手に使うことはできません。

次のような使い方は正しくありませんので、十分に注意してください。

・チーフのちょっとした言葉が、一人の女子従業員の逆鱗に触れてしまった。

この場合、言葉はチーフから女子従業員へ向けたものだと考えられます。つまり、目下へ向けた言葉なので「逆鱗に触れる」の誤用だというわけです。

「逆鱗に触れる」の出典・由来は?

次に「逆鱗に触れる」の出典・由来を確認しておきましょう。この慣用句の出典・由来は、春秋・戦国時代の中国で著された「韓非子(かんぴし)」という書物にある「説難(ぜいなん)」という一節に求める子tができます。

その一節によれば、想像上の動物である竜のあごには一枚だけ逆向きに生えた鱗があるそうです。そして、ふだんおとなしい竜がその鱗に触られると激怒したといいます。

また、竜といえば皇帝の象徴としても有名です。つまり、「竜」=「皇帝」のことであり、皇帝の怒りを買ってしまうことを「逆鱗に触れる」とするようになりました。

そして、それが現代では皇帝のみならず、広く君主や上司、親に対しても用いられるようになったというわけです。

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