「天狗になる」の使い方・例文
「天狗になる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。先程確認したように「天狗になる」はネガティブな意味合いが含まれる表現です。
1.お客様にサービスを褒められたからといって天狗になってはいけない。
2.私の友達は街角でテレビ番組のインタビューを受けたからといって天狗になっている。
3.出版した本がベストセラーになったのだから彼が天狗になってもおかしくない。
このように「天狗になる」は「何か嬉しい事やいい結果を得たときにいい気になってしまうこと」というニュアンスで、現代で言う「調子に乗る」に近い意味です。
「天狗になる」の類義語は?違いは?
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次に「天狗になる」の類義語を紹介していきます。先程紹介した「鼻高々」「調子に乗る」も類義語です。これから紹介する表現はどちらも「天狗になる」同様ネガティブな意味合いを持ちます。
「図に乗る」
「図に乗る」も類義語の1つで、仏教が由来となっている表現です。仏教の供養や祈願などの儀式において、僧侶が音階や節をつけながら経文を唱えることを「声明」(しょうみょう)と言い、この「声明」の転調のことを「図」といいます。声明の転調は難しく、うまく調子を変えることを「図に乗る」といったそうです。
その後「図に乗る」が本来持つ「(声明の)調子に乗る」という意味が現代の「(いい気になって)調子に乗る」という意味になったといわれています。初めはポジティブな意味合いだったのが、後にネガティブな意味合いになったという訳です。
それでは例文を見ていきましょう。
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