国語言葉の意味

さまざま×2!「多種多様」の意味や類義語などを院卒日本語教師がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。俺は今までたくさんの受験生を見てきたが、その性格や勉強の進め方は全員違った。だから教員も、出来る範囲で生徒それぞれに合わせたフォローが必要だ。この生徒たちのありさまを何ていうか分かるか?「多種多様」だ。

「多種多様」は「さまざまな種類にさまざまなありさま」という意味の四字熟語だ。

今回は、その「多種多様」の意味や類語などについて、院卒日本語教師の”むかいひろき”に解説してもらうことにしたぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/むかいひろき

ロシアの大学に再就職した、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。

「多種多様」の意味や使い方は?

image by iStockphoto

「多種多様」という言葉、見聞きしたことのある人が多いのではないでしょうか。ただ、その詳細な意味や類義語となると、あまり知らない人が多いかもしれませんね。まずは、そのような「多種多様」の意味と使い方を確認していきましょう。

「多種多様」の意味は「さまざまな種類にさまざまな有様」

最初に、「多種多様」の辞書での意味を確認していきましょう。国語系の辞典には、「多種多様」は次のような意味が掲載されています。

さまざまな種類があり、ありさまもさまざまであること。

出典:大修館 四字熟語辞典(大修館書店)「たしゅ-たよう【多種多様】」

「多種多様(たしゅたよう)」は、「さまざまな種類があり、ありさまもさまざまであること」という意味の四字熟語です。「多種」は種類が多いことという意味を、「多様」は様々な様子であるという意味を表します。人間に対しても、動物や植物に対しても、物事に対しても使用可能です。

「多種多様」の使い方を例文とともに確認!

つづいて、「多種多様」の使い方を例文とともに確認していきましょう。「多種多様」は「多種多様な~」という形容動詞として用いられる場合も、「多種多様である」「多種多様だ」などと、文末で用いられる場合もあります。詳しくは例文を見てください。

\次のページで「「多種多様」の類義語は?」を解説!/

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