国語言葉の意味

【慣用句】「野となれ山となれ」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では慣用句「野となれ山となれ」から、ことわざ「後は野となれ山となれ」について解説する。

端的に言えば、野となれ山となれの意味は「目先のことさえ済めば、その他はどうなっても構わない」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

営業マネージャーとして勤務し、カナダでの留学を経てライターとして活動中のナガタナミキを呼んだ。一緒に「野となれ山となれ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ナガタ ナミキ

外資企業の営業マネージャーとして勤務し、相手に伝わる会話表現やコーチングスキルについて学ぶ。カナダでの留学を経て、言葉の持つニュアンスや響きを大切にするライターとして現在活動中。

「野となれ山となれ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「野となれ山となれ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「野となれ山となれ」の意味は?

「野となれ山となれ」は、一般的にことわざ「後(あと)は野となれ山となれ」として使われます。まずはじめに辞書に記載された意味を確認しましょう。

目先のことさえなんとか済めば、あとはどうなってもかまわない。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「後は野となれ山となれ」

「後は野となれ山となれ」は慣用句としてだけでなく、単体でことわざとしても使われます。今現在、目の前にある問題が最優先であり、それさえ解決できれば後のことはどうなっても構わない、という意味合いです。

「後は野となれ山となれ」には、大きく分けて2つの心情で使うことができますよ。

1.(悔いのない状態)
自分ができること・すべきことは全て行ったので、後は何がどうなっても構わない。

2.(投げやりで無責任)
自分には利害の及ばない事柄であるため、後のことは関係ない。

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