
「大胆不敵」
「大胆不敵」は「だいたんふてき」と読み、度胸があって何も恐れない様子を表す熟語です。
大胆不敵にも、その兵士は敵陣を突破して味方の元へたどり着いた。
周囲の視線を気にも留めず、大胆不敵に言い放った。
「泰然自若」
「泰然自若」は「たいぜんじじゃく」と読みます。「泰然」も「自若」も落ち着いていて物ごとに驚かない様子を示す熟語で、この2つが組み合わさった四字熟語が「泰然自若」です。
ここでの「若」は「わかい」ではなく、「〇〇な様子」を表す文字で、「自分らしい、自然らしい様子」と言う意味での「自若」となります。
どんなときも、父は泰然自若としていた。
泰然自若とした姿は、周囲の人間を安心させた。
強調表現が使われる熟語
「戦戦恐恐」は、「戦」と「恐」をそれぞれ2つずつ重ねた四字熟語です。同じ漢字を2つ重ねることで、その意味を強めたり、表現している状況をより明確にしています。二字熟語の場合、「人々」や「山々」、「口々」などが当てはまり、一般的に使用する機会も多い熟語です。このような熟語を「畳語(じょうご)」といいます。この畳語の組合せでできた四字熟語も数多く存在していて、「戦戦恐恐」もその1つなのです。畳語で構成されたほかの四字熟語も見てみましょう。
「喧々囂々」
「喧々諤々」は「けんけんごうごう」と読みます。前半の「喧々」と後半の「囂々」がそれぞれ畳語になっている熟語です。
「喧々囂々」には次のような意味があります。
多くの人が銘々勝手に発言してやかましいさま。
出典:大辞林 第三版(三省堂)「喧々囂々」
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