国語言葉の意味

【四字熟語】「一触即発」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

髪の毛1本ほどの差で危険が迫っている状態。きわめてきわどい場合。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「危機一髪」

危機」は「危険」と同じような意味で、危ない状態を示しています。「一髪」は文字通り、髪の毛1本という意味です。つまり、ある危険な物事が、起こるか起こらないか髪の毛1本ほどの差、と言う状態を指しています。

一触即発と似ていますが、危機一髪は危険な物事が起こりそうな状態を指す言葉です。多くの場合、危険な物事が回避された状態で使われます。

危機一髪、両軍の戦闘は回避された。

危機一髪だったが、彼は救助された。

1つ目の例文では、けっきょく戦闘は起きませんでしたし、2つ目の例文でも救助されています。一触即発は、あくまでもこれから危険な状況が起きそうなときに使う言葉です。

有名なおもちゃに「黒ヒゲ危機一髪」がありますが、もし「黒ヒゲ一触即発」だったら意味が少し変わってしまいますね。

さらに、一触即発と危機一髪の大きな違いとして、一触即発はAとBの関係性を示す言葉として使われるのに対して、危機一髪はAの状況説明だけでも使われる点が挙げられます。

「私と彼は一触即発の状態だった」とは使いますが、「私は一触即発だった」とは使いません。これに対し、「私は危機一髪だった」ならば文章が成立するのです。

同じような言葉に「間一髪」がありますが、こちらは「間に合うかどうかわからない」といった状況で使う言葉で、危機一髪よりも幅広い意味を持ちます。

「瀬戸際」

瀬戸際は「せとぎわ」と読みます。「瀬戸」とは小さな海峡を意味していて、瀬戸際は本来、海と瀬戸の境界線のことです。このことから、物事の成功・失敗などの分かれ目のことをいいます。

勝つか負けるかの瀬戸際だ。

人生の瀬戸際に立つ。

瀬戸際は、何らかの選択肢がある状態を示しています。よくない状態・危険な状態になりかねないという意味では一触即発と同じですが、一触即発は「危険な状態になりかけている」のに対し、瀬戸際は「これからの選択や行動によって決まる」という不確定な要素を含んだ表現です。

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