国語言葉の意味

“あさって”ってどっち?「あさっての方向」の意味や類義語などを院卒日本語教師がわかりやすく解説

真面目な受験生というのは、この世で一番ストレスを抱えてしまう存在かもしれませんね。ストレスを抱えてしまったがため、本来するべき方向に努力が行かず、「あさっての方向」に努力してしまう生徒もいるのでしょう。

ん?「あさっての方向」の意味、もちろん分かっていますよね?「見当違いの方向」という意味です。うーん。ここはやはり解説が必要なようです。

院卒日本語教師の筆者が解説していきます。

ライター/むかいひろき

ロシアの大学で働いている日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。

「あさっての方向」の意味や語源は?

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「あさっての方向」という言葉、耳慣れない人もいるかもしれません。「いや、あさってってどこだよ…」と思う人もいるかもしれませんね。まずは「あさっての方向」の意味と語源をチェックしていきましょう。

「あさっての方向」の意味は「見当違いの方向」

まずは「あさっての方向」の辞書での意味を確認していきましょう。「あさっての方向」では辞書に載っていない場合があるので、今回は「あさって」で調べてみました。国語系の辞典の「あさって」の記述は次の通りです。

1.明日の次の日。みょうごにち。「―会いたい」「紺屋(こうや)の―」
2.(「―の方」「―の方向」などの形で)見当はずれ。「―の方を向く」

出典:広辞苑 第7版(岩波書店)「あさって【明後日】」

広辞苑には「あさって」は2つの意味が掲載されていました。1番目は私たちが日常生活で多用する一般的な意味ですね。一方「あさっての方向」における「あさって」の意味は2番目です。「見当はずれ」という意味ですね。

「あさって(見当はずれ)」と「方向」を組み合わせた「あさっての方向」は、「見当違いの方向」という意味になります。

「あさっての方向」の語源は「明日に目を向けていないこと」?

では、この「あさっての方向」の語源や由来は何なのでしょうか。正確なことは分かっていませんが、「明日に目を向けるべきなのに、明後日(あさって)という見当違いの方を向いているという意」から生まれた言葉だとする説があります。明日に大事な用事がある場合に、明後日のことを考えていたら良くないですし、まさに見当違いですよね。

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