国語言葉の意味

簡単でわかりやすい「頭が上がらない」の意味!「頭が下がる」とは違う?例文や類義語・英語訳をwebライターが詳しく解説!

「頭が下がる」を辞書で見てみよう!

両者の違いを比較するために、「頭が下がる」の意味を辞書でみてみます。

敬服する。感服する。「彼の勤勉ぶりには―・る」

出典:デジタル大辞泉(小学館) 「頭が上がらない」

これまで説明してきたように、「頭が上がらない」は相手に引け目を感じてかしこまるというニュアンスがあります。「頭が上がらない」の辞書引き結果では、『対等な関係に立てない』とありましたね。一方で「頭が下がる」は、上記の通りただただ感心して敬意を持つことです。

「頭が上がらない」と「頭が下がる」違いは『対等かどうか』

この2つの慣用句の決定的な意味の違いについて、キーワードとなるのは『対等』という単語。すなわち「頭が上がらない」は『自分のほうが相手よりも下』という、言うなればネガティブな印象を含む言葉です。反対に「頭が下がる」は、『自分よりも相手のほうが上』である認識を含蓄します。同じような行動なのに、心持ちは真逆なわけです。

『対等』ってどういうこと?

『対等』は自他に優劣がない状態を表します。人間関係について考えたとき、『先生と生徒』『上司と部下』など社会的な肩書がたいてい付きまとうもの。そのため『対等な関係』など、どこにもないようにみえてしまう方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

しかし社会的な組織を回すための肩書以前に、相手も自分も人間であることをベースに考えたほうがいいように思います。つまり人間同士という点においては、肩書も年齢も関係なくすべての人が『対等』であるということ。この原則がないがしろにされたとき、いじめやハラスメントが蔓延するのだろうと、筆者は考えます。

「頭が上がらない」に固執しすぎないように

この記事では「頭が上がらない」の意味について、類義語や対義語などの関連語とともに解説しました。よく似た「頭が下がる」との違いについても、すこし踏み込んだ考察をしています。

「頭が上がらない」想いをもって誰かに対して義理を果たそうとすることは、きっといいことでしょう。ただしそれが強迫観念をともなって、『○○しなければならない』となってしまったときは要注意。その人との対等性は失われてしまっているかもしれません。対等でなければ主従関係のようになり、相互にいい影響を与え合うことが難しくなるでしょう。

この記事が「頭が上がらない」という慣用句の理解に役立ち、苦しみのすくない人との使い方の参考になれば幸いです。

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