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【四字熟語】「虚心坦懐」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しく解説!

彼女はまさに明鏡止水の心境で、新しいドラマのヒロイン役を決めるオーディションの結果を待っていた。

明日の試合を最後に引退する今の素直な気持ちをひとことで表現するならば、晴雲秋月といったところでしょうか。

#3 「虚心坦懐」の対義語は?

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それでは、逆に「虚心坦懐」の対義語にはどのようなものがあるのでしょうか。こちらも、代表的なものを二つご紹介していきます。

「疑心暗鬼」

「疑心暗鬼(ぎしんあんき)」は、「虚心坦懐」の対義語の中でも代表的なものです。この四字熟語は、何にもないものにさえ恐れや疑いの気持ちを抱く様子を表しています。

前半の「疑心」の部分は、文字通り「疑いの心」と考えて差し支えないでしょう。後半の「暗鬼」は、暗いところにいるはずのない亡霊をみてしまうという意味です。

まとめると、疑いの気持ちを強く持ってしまうと存在しえないものまで見えてしまうという意味になります。これでは、とても心が穏やかとはいえませんね。

「焦心苦慮」

「焦心苦慮(しょうしんくりょ)」も、「虚心坦懐」の対義語として用いることができる四字熟語です。こちらは、さまざまなことが心配になって悩み苦しむ様子を表しています。

「焦心」は心が焦がれること、つまりは悩み苦しむ様子を表した言葉です。もう一方の「苦慮」は、いろいろなことを心配し悩む様子を表しています。

この四字熟語も「虚心坦懐」や「明鏡止水」の心境とはほど遠いことが分かってもらえるはずです。では、対義語の方も例文を確認しておきましょう。

新型ウイルスに関する報道を連日のように目にすると、自分の周囲は大丈夫なのかと疑心暗鬼になってしまう。

我が国の経済は大丈夫なのかと自分ひとりが焦心苦慮してみても、きっと何も変わらないさとなかば諦めの境地にいたった。

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疑心暗鬼と似た意味を持った言い回しは、昔からさまざまなものが用いられている。

中でも「幽霊の正体見たり枯れ尾花」は、その最たるものだといえるだろうな。

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