国語言葉の意味

パッと見ただけで簡単に分かる!「一目瞭然」の意味や類義語などを院卒日本語教師が分かりやすく解説

「明明白白」:非常にハッキリしていて疑う余地なし

「明明白白(めいめいはくはく)」は「非常にハッキリしていて、少しも疑う余地がない」という意味の四字熟語です。「明明白白たる事実」のような形で使用されることが多く、間違いがない、疑念がないというニュアンスを含みます。「明々白々」と書いても問題ありません。

「旗幟鮮明」:主張や立場がハッキリしている

「旗幟鮮明(きしせんめい)」は「主張や立場がハッキリしていること」という意味の四字熟語です。意見や立場が中途半端であったり、どっちつかずのものであったりせずに、どの側に立つか明確であることを表します。「戦場に掲げられた旗印が、鮮やかではっきりしていること」が元々の意味で、旗印を主張や立場に例えて使用されるようになりました。

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今回の類義語は「明明白白」を除いて、漢字がなかなか難しいな。普段使わないような漢字も多いし。こういった言葉は文学作品によく登場する。だから本をよく読む人は語彙が豊かなんだよな。

「一目瞭然」の英語表現は?

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最後に、「一目瞭然」の英語表現を確認していきましょう。「一目瞭然」の英語表現は「be obvious」です。意味や使い方、例文をここで確認していきましょう。

「be obvious」:明白である

「be obvious」は直訳すると「明白である」という意味の英語表現で、「一目瞭然」の訳語として使用されます。意味や使われる場面は「一目瞭然」と違いはありません

なお、「obvious at a glance」という表現も「一目瞭然」の訳語としてよく使用されます。こちらは直訳すると「一目見れば明白である」という意味です。ただし、こちらは「この音声データを聞けば一目瞭然だ」などのような、実際に目で見て確認しない場合には使用しづらいですね。

では、「be obvious」の例文を見てみましょう。

1.It will be obvious which of mine and Mr. Smith’s claims is correct by listening to the audio data in evidence.
私とスミス氏の主張のどちらが正しいかは、証拠の音声データを聞けば一目瞭然でしょう。

2.I had never met Mr. Smith before, but I was able to spot him right away at the airport. His eccentric fashion was obvious.
スミス氏と会うのは初めてだったが、空港ですぐに彼を見つけることができた。彼の奇抜なファッションは一目瞭然だった

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