国語言葉の意味

パッと見ただけで簡単に分かる!「一目瞭然」の意味や類義語などを院卒日本語教師が分かりやすく解説

やはり結果を残す生徒とそうじゃない生徒は「一目瞭然」なんですね。すぐに分かるものです。この学生は合格できる、この学生は相当努力しないと無理だろうという具合に。

さて「一目瞭然」の意味は分かって聞いていますね。ん?ちょっと微妙?

「一目瞭然」は簡単に言えば「一目見ただけでハッキリと分かる」という意味の言葉です。院卒日本語教師の筆者が解説していきます。

ライター/むかいひろき

ロシアの大学に再就職した、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。

「一目瞭然」の意味や語源は?

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「一目瞭然(いちもくりょうぜん)」という言葉、聞いたことがないという人は少ないでしょう。ただ、こういった聞き覚えのある言葉ほど、正確な意味を忘れてしまいがちですよね。そこで、まずは「一目瞭然」の意味と語源を確認していきましょう。

「一目瞭然」の意味は「一目見ただけでハッキリと分かる」

最初に、「一目瞭然」の辞書での意味を確認していきましょう。「一目瞭然」は国語系の辞典に次のような意味が掲載されています。

一目見ただけではっきりとわかること。

出典:大修館 四字熟語辞典(大修館書店)「いちもく-りょうぜん【一目瞭然】」

「一目瞭然(いちもくりょうぜん)」は「一目見ただけでハッキリと分かる」という意味の四字熟語です。結果や2つの物の間の違いなどが、一目見ただけですぐに簡単に分かるほどにハッキリしていることを表します。「一目」は「一度ちょっと見ること」という意味を表し、「瞭然」は「ハッキリしている、明白な様子」を表す表現です。

「一目瞭然」の語源は鎌倉時代の中国の書籍!

「一目瞭然」という言葉が初めて文献に登場したのは、1270年に完成した『朱子語類』という中国・南宋の時代の朱子学についての書物です。『朱子語類』の137巻に、「高きより下を視れば、一目瞭然たり」(書き下し文)という記述があり、これが初出だと言われています。

1270年の日本は鎌倉時代の真っただ中、北条時宗が執権を務めていた時代です。つまりそれまでの日本には「一目瞭然」という言葉は存在しなかったと考えられます。1270年以降に中国から日本に入ってきた書物から流入したと言えるでしょう。

\次のページで「「一目瞭然」の使い方を例文とともに確認!」を解説!/

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