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【四字熟語】「東奔西走」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しく解説!

せっかく先生方が東奔西走して入試に関する資料を集めてくださったのに、君はそのありがたみを全然理解していないといってよい。

当時の私と仲間たちは教育に関するまったく新しいベンチャー企業を立ち上げるために、まさに東奔西走する毎日であった。

東奔西走といえば、ここのところ営業部のスタッフたちはいつにも増して新商品の売り込みにあちこちと走り回っているらしい。

「東奔西走」の意味がいくら走り回ることといっても、ただ闇雲に走っているわけではありません。そこには、明確な目標というものがあり、それを実現するためにあれやこれや動き回っていいます。

上記三つの例文では、それぞれ「資料の収集」「ベンチャー企業の立ち上げ」「新商品の売り込み」がその目標です。このように「東奔西走」は、目標実現のために動き回っているという点で「右往左往」とは明確に違うといえます。

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ここまでの解説で「東奔西走」の意味や用法の概要がつかめたのではないだろうか。

では、引き続き類義語や対義語、英語での表現方法についても一気に見ていくぞ。

#2 「東奔西走」の類義語は?違いは?

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では、「東奔西走」と似た意味を持った四字熟語をここで押さえておきましょう。例文も一緒に載せておくので、参考にしてみてください。

「南船北馬」

「南船北馬(なんせんほくば)」は、絶えず忙しく旅行をすることを表す四字熟語です。ここでいう、南や北は漢字の故郷である中国の南部や北部を意味しています。

中国の南部は川や湖が多いことから、古来より船で移動するのが一般的でした。対照的に、北部では平原か山がちな地形で馬に乗って旅行をしたといいます。

このことが転じて、あちこちを旅行して回ることを「南船北馬」と言うようになったというのが代表的な説です。

「粉骨砕身」

「粉骨砕身」もまた、「東奔西走」の類義語だということができます。この四字熟語が表すのは、一生懸命に努力することです。

こちらは文字通り、骨や身も砕けんばかりに頑張っている様子が表されています。たしかに、「東奔西走」には走り回るという意味合いはありません。

しかし、何かの目的に向かって努力を惜しまない様子は「東奔西走」と似ているといって差し支えないのではないでしょうか。

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