この記事では英語の重要項目である「whereの用法」ついて詳しく解説する。

「where」は端的に言えば場所を表す言葉ですが、3つの用法さえ覚えればあっという間にマスターできるぞ。

現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んです。さあ「whereの用法」攻略の授業を始めようか。

ライター/すけろく

現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

「where」の意味・用法とは?

image by iStockphoto

「where」は、多くの人がまず最初に場所を尋ねる疑問詞として教わります。そして、次に教わるのが場所を表す関係副詞としての「where」です。

さらに、「where」が「when」同様に接続詞としても機能する点も見逃せません。では、それぞれの意味や用法についてもっと詳しく見ていきましょう。

#1 疑問詞の「where」

「where」といえば、「どこ」という意味を思い起こす人も多いことでしょう。これは、「where」を疑問詞として用いた場合の訳し方です。

疑問詞「where」は疑問文の先頭に置かれている場合も多いのですが、いつもそうとは限りません。間接疑問文を作る際には文中で一般動詞の目的語の位置に現れることもあります。

また、「疑問詞+ to ~」として用いられた場合も同様です。このように、同じ「where」でも現れる位置は使われ方によってさまざまなので注意しましょう。

では、それぞれの用法を例文で確認してみましょう。

Where do you come from?
あなたは、どこの出身ですか。

I don't  know where he is now?
私は、彼が今どこにいるのか分からない。

Please tell me where to go next.
次にどこへ行くべきか、私に教えてください。

#2 関係副詞の「where」

関係副詞「where」直前にある名詞(先行詞)を修飾する形容詞節を導きます。形容詞節を導くのに関係副詞という名前が付いていることに戸惑いを覚える方もいることでしょう。

しかし、それを言うならば関係代名詞も「what」を除く主なものはすべて形容詞節を導きます。要は、副詞や代名詞という名前にはあまりこだわり過ぎる必要はないのです。

ちなみに、先行詞が「the place」の場合は、先行詞自体が省略されることもあります。その辺りも含めて、次の例文で確認しておいてください。

That is the house where I was born.
あれは、私が生まれた家だよ。

This is (the place) where I lived ten years ago.
ここは、私が10年前に暮らしていた場所だ。

We can go (to the place) where we like.
我々は、好きなところへ行くことができる。

\次のページで「接続詞の「where」」を解説!/

#3 接続詞の「where」

疑問詞や関係副詞はともかくとして、接続詞の「where」というのは聞いたことがないという人もいるかもしれませんね。しかし、「when」に接続詞の用法があるのと同様、「where」も接続詞として用いることが可能です。

一見すると関係副詞とそっくりに見えますが、もちろん違いはあります。その違いとは、先行詞を持たないことがひとつです。

また、文頭・文末のどちらに置くことができるという点も挙げられます。さらに「ところ」「場所」と訳せる点も押さえておきましょう。

では、こちらも例文で確認しておくことにしましょう。

You should get back where you once belonged.
君たちは、元々いた場所へ帰るべきだ。

We have to play soccer where we are allowed to.
我々は、許可されている場所でサッカーをしなければならない。

Where there's a will, there's a way.
意志あるところに道は開ける。(=為せば成る)【諺】

「where」を使いこなそう!

「where」には、疑問詞・関係副詞・接続詞という3つの用法があります。このうち疑問詞は、比較的マスターしやすいものです。

残りの3つに関しては、省略も含めた先行詞の有無で見分けていく必要があります。慣れないうちは大変かもしれませんが、ひとつずつ着実に攻略して使いこなせるようにしていきましょう。

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【英語】速攻攻略を目指す!「whereの用法」について現役文系講師がわかりやすく解説

この記事では英語の重要項目である「whereの用法」ついて詳しく解説する。

「where」は端的に言えば場所を表す言葉ですが、3つの用法さえ覚えればあっという間にマスターできるぞ。

現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んです。さあ「whereの用法」攻略の授業を始めようか。

ライター/すけろく

現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

「where」の意味・用法とは?

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「where」は、多くの人がまず最初に場所を尋ねる疑問詞として教わります。そして、次に教わるのが場所を表す関係副詞としての「where」です。

さらに、「where」が「when」同様に接続詞としても機能する点も見逃せません。では、それぞれの意味や用法についてもっと詳しく見ていきましょう。

#1 疑問詞の「where」

「where」といえば、「どこ」という意味を思い起こす人も多いことでしょう。これは、「where」を疑問詞として用いた場合の訳し方です。

疑問詞「where」は疑問文の先頭に置かれている場合も多いのですが、いつもそうとは限りません。間接疑問文を作る際には文中で一般動詞の目的語の位置に現れることもあります。

また、「疑問詞+ to ~」として用いられた場合も同様です。このように、同じ「where」でも現れる位置は使われ方によってさまざまなので注意しましょう。

では、それぞれの用法を例文で確認してみましょう。

Where do you come from?
あなたは、どこの出身ですか。

I don’t  know where he is now?
私は、彼が今どこにいるのか分からない。

Please tell me where to go next.
次にどこへ行くべきか、私に教えてください。

#2 関係副詞の「where」

関係副詞「where」直前にある名詞(先行詞)を修飾する形容詞節を導きます。形容詞節を導くのに関係副詞という名前が付いていることに戸惑いを覚える方もいることでしょう。

しかし、それを言うならば関係代名詞も「what」を除く主なものはすべて形容詞節を導きます。要は、副詞や代名詞という名前にはあまりこだわり過ぎる必要はないのです。

ちなみに、先行詞が「the place」の場合は、先行詞自体が省略されることもあります。その辺りも含めて、次の例文で確認しておいてください。

That is the house where I was born.
あれは、私が生まれた家だよ。

This is (the place) where I lived ten years ago.
ここは、私が10年前に暮らしていた場所だ。

We can go (to the place) where we like.
我々は、好きなところへ行くことができる。

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