
最初の文字が「叱」だからか、「叱咤激励」って聞くとなんか身がすくむ想いに駆られるんですね。なんかパワハラの匂いを感じるしな。ですがホントの意味は、悪い意味ではないらしいのです。
今回は「叱咤激励」のような熱い話が苦手なライターである、ぷーやんを呼んです。「叱咤激励」の意味と使われ方について、そう毛嫌いせずに説明してもらおうか。
- 「叱咤激励」の意味って?
- 「叱咤激励」を辞書でみてみよう!
- 例文で「叱咤激励」の使い方を確認!
- 「叱咤激励」の類義語にはなにがある?
- 鼓舞激励:応援して元気づけること
- 督励:監督して励ますこと
- 活を入れる:刺激を与えて元気づける
- 「叱咤激励」の対義語3選!
- 水を差す:邪魔をする
- 横槍を入れる:第3者の立場から非難して妨害する
- 「叱咤激励」は英語ではなんという?
- encouragement:激励・勇気づける
- pep talk:励ます・鼓舞する
- 「叱咤激励」は一歩間違えるとパワハラになる?
- パワハラってなにをすること?
- 「叱咤激励」とパワハラの境界はどこ?
- 「叱咤激励」を理解して見極めよう!
この記事の目次

ライター/ぷーやん
webライター歴7年。鍛えられた語彙と文章力は本業でも発揮され、社内ルールの書き換え担当に。淡々とした会話や人間関係が好み。熱い展開に近づくと反比例的に冷める、難儀な性格の人間。
「叱咤激励」を辞書でみてみよう!
辞書で意味を調べるには、読み方がわからなければなりませんね。「叱咤激励」の読み方は「しったげきれい」です。その意味は次のように書かれています。
大声で励まして、奮い立たせること。▽「叱咤」は大声で励ますこと。また、大声でしかること。「激励」は励まし、元気づけること。
出典:新明解四字熟語辞典(三省堂) 「叱咤激励」
桜木先生が委縮してしまう「叱る」ですが、「叱咤」というとさらに「大声で」というおまけつき。ただしそのあとの「激励」によって、ただ叱り飛ばすのではなく、「励ます」というフォローが入っていますね。
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例文で「叱咤激励」の使い方を確認!
「叱咤激励」の意味を知ったところで、実際に使えるようになるために例文も確認していきましょう。
1.模試の結果が思ったより悪くて意気消沈していたが、先生から「叱咤激励」されて前向きに勉強を続ける意欲が戻ってきた。
2.先輩は自分のやっていることが「叱咤激励」だと思っているようだが、彼に対してあの言い方をすると、励まされるどころかますます落ち込んでしまうだろう。
例文1は「叱咤激励」が功を奏して、落ち込んでしまっていた気分が回復したようですね。一方で例文2では、「叱咤激励」のつもりで厳しめなアドバイスでもしたのでしょうか。先輩のよかれと思ってしたことが、裏目に出てしまっています。きっと当事者のネガティブな気持ちを受け止めずに、自分の伝えたいことだけ喋ってしまったのでしょう。
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