国語言葉の意味

【四字熟語】「山紫水明」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「山紫水明」について解説する。

端的に言えば山紫水明の意味は「自然の風景が清浄で美しいこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

活字好き家系出身の森野みどりを呼んだ。一緒に「山紫水明」の意味や語源、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/森野みどり

編集者の叔母、子ども文庫を主宰する母を持ち、本に囲まれて育ったwebライター。英語圏在住9年目。

「山紫水明」の意味と語源、例文

image by iStockphoto

それでは早速、「山紫水明」の意味を辞書で確かめてみましょう。

自然の風景が清浄で美しいこと。日の光の中で山は紫にかすみ、川は澄みきって美しい意から。

出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)「山紫水明」

「山紫水明」は穏やかに晴れた日の、山や川などの自然に恵まれた言葉にできないような美しい風景を意味するのですね。「美」という文字も「静」、あるいは「穏」という文字も入っていませんが、穏やかに澄み切った見渡す限り豊かな緑と水に恵まれた、静かで落ち着いた風景が目に浮かびます。「山紫水明」がホテルの客室名や日本酒の名前に用いられることにも、うなづけますね。

「山紫水明」はどんな語源を持つのでしょうか。

「山紫水明」の語源

「山紫水明」は頼山陽(らい さんよう)という江戸時代後期の儒学者であり詩人、歴史家としても知られる人物が自分の屋敷の離れに「山紫水明処(さんしすいめいしょ)」と名付けたことに由来します。この場所は京都の上京区東三本木にあり、鴨川の向こうに東山、比叡山などを臨む、「山紫水明」なところで、国の史跡にも指定されました。頼山陽は『日本外史』という歴史書を書いた人物で、この本は幕末から明治時代にかけて大きな影響を及ぼしたことで知られます。

「山紫水明」の例文

「山紫水明」の使い方を、例文を見ながら確認してみましょう。

・彼の故郷は山紫水明としか表現できないような、静かで落ち着いた町である。

・今は山紫水明を誇るこの地にも、公害に苦しんだ過去があるのだ。

・都会に暮らしながらも、山紫水明の地に憧れている。

・一度でもここに来れば、山紫水明の景観を保つこの地を開発で破壊しようとは考えられないはずだ。

・この地方に住む人の多くは山紫水明の風土に育まれた、穏やかで物静かな性格である。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

『枕草子』の冒頭、「やうやう白くなりゆく山際、少し明りて むらさきだちたる雲の…」にも「紫」が見られる。これは「紫色の雲」の意味であるとされており、「山紫水明」とつながるものがあると思うのだが、いかがだろうか。

「山紫水明」の類語

image by iStockphoto

次に、「山紫水明」の類語をご紹介します。「山紫水明」の類語は次の四つです。

・「水紫山明(すいしさんめい)

・「嵐影湖光(らんえいここう)

・「風光明媚(ふうこうめいび)

・「花鳥風月(かちょうふうげつ)

順番にご説明しましょう。

次のページを読む
1 2 3
Share: