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【四字熟語】「色即是空」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「色即是空」について解説する。

端的に言えば色即是空の意味は「この世に存在するすべてのものに実態はなく、空(くう)である」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

活字好き家系出身の森野みどりを呼んだ。一緒に「色即是空」の意味や語源、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/森野みどり

編集者の叔母、子ども文庫を主宰する母を持ち、本に囲まれて育ったwebライター。英語圏在住9年目。

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「色即是空」の意味と語源、例文

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それではまず「色即是空」(しきそくぜくう)の意味を、辞書で確かめてみましょう。ところどころ、複雑に見える部分がありますが、できるだけかみ砕いてご説明しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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「般若はんにや心経」の語。宇宙の万物の真の姿は空であって、実体ではない。しかし、空とは、一方的にすべてを否定する虚無ではなく、知覚しているこの世の現象の姿こそが空である、ということ。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「色即是空」

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「色即是空」は読み方も難しいですが、辞書の説明もやや難解ですね。「色即是空」は、般若心経(はんにゃしんきょう)と呼ばれる仏教の思想を説いた経典(釈迦の教えを記録した聖典)に見られる言葉で、仏教における根本原理です。「色即是空」は、「色、即是、空」と区切って読みます。般若心経の「色即是空」の出てくる前後の句を確認しながら、語源についても見てみましょう。

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「色即是空」の語源

色不異空、空不異色、色即是空、空即是色

般若心経ではこのように出てきます。それぞれの句をよく見ると「色」と「空」が何を意味するかが分かれば内容が分かるように思えてきませんか。順番に確かめてみましょう。

般若心経は、もともとシルクロードを通じて中国にもたらされたもので、サンスクリット語と呼ばれる古代インドの言語で書かれていました。サンスクリット語で「色」は「ルーパ」といい、宇宙に存在するすべての形あるものを指します。

サンスクリット語で「空」は「シューニャ」、実体がない、移り変わっていくものという意味です。

先ほどの四つの句に戻ります。

色不異空、空不異色、色即是空、空即是色

最初の句から順番に見ていきましょう。「色不異空」とは「色」が「空」と「不異」、つまり「色」と「空」とは異ならないと言っています。次の「空不異色」は「色」と「空」の位置が変わっただけです。つまり「空」は「色」と同じだということですね。

三つ目の句が「色即是空」ですが、「色」はすなわち「空」だと言っていて、これも一つ目の句「色不異空」と同様、「色」が「空」だと言っているわけです。最後の「空即是色」は先の二句と同じ構造で、「色即是空」の「色」と「空」の位置が変わって、結局は「色即是空」と同じことを意味しています。

般若心経の本文はほんの300文字ほどですが、その限られた文字数の中で同じことが繰り返されているのは、それだけ「色」と「空」が同じであることを強調していると理解できるでしょう。

「色」は「形あるもの」、「空」は「実体がない」の意味ですから、「色不異空、空不異色、色即是空、空即是色」は「形あるものは実は実体がない」という意味になります。ここから、目に見えるすべては永遠ではなく、移り変わっていくものである、形ある(目に見える)ものだけがすべてではない、と解釈できるのです。

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