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【慣用句】「常軌を逸する」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しくわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「常軌(じょうき)を逸(いっ)する」について解説する。

端的に言えば、「常軌を逸する」の意味は「常識外れの言動をとる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ

現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んだ。一緒に「常軌を逸する」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/すけろく

現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

#1 「常軌を逸する」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「常軌を逸する」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「常軌を逸する」の意味は?

「常軌を逸する」には、次のような意味があります。

常識はずれの言動・行動をする。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「常軌を逸する」

「常軌を逸する」を「常軌」と「逸する」に分けて考えてみましょう。まず、「常軌」というのは、通常のやり方や普通の方法という意味です。

「常」通常の意味だとして、「軌」はどういう意味を表しているのでしょうか。こちらは、わだちや道すじといった意味を持っています。

さらに、これが転じて手本などという意味にも用いられるようになりました。では、「逸する」はどのような意味を持っているのでしょうか。

こちらは、逃す外れるというのが基本の意味です。「好機を逸する」などの表現で目にした方も多いのではないでしょうか。

つまり、「常軌を逸する」とは手本通りの普通のやり方からは外れている様子を表現していると考えてよいでしょう。

「常軌を逸する」の使い方・例文

「常軌を逸する」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

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