

端的に言えば、信賞必罰の意味は「賞罰を厳正に行うこと」だ。その語源は『韓非子(かんぴし)』にある。ビジネスシーンにも大きな影響を与えている言葉だから、意味や語源をしっかり押さえておこう。
日本放送作家協会会員でWebライターのユーリを呼んだ。「信賞必罰」の意味や語源をチェックし、例文や類義語などを見ていくぞ。
- 「信賞必罰」の意味・語源・使い方
- 「信賞必罰」の意味
- 「信賞必罰」の使い方
- 「信賞必罰」の語源は『韓非子』
- 『韓非子』とは?
- 『韓非子』の中の「慎重必罰」
- 「信賞必罰」の類義語
- 「論功行賞(ろんこうこうしょう)」:功績に応じて賞を与える
- 「恩威並行(おんいへいこう)」:適切な処罰を行う
- 「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」:善を勧め、悪を懲らす
- 「信賞必罰」の反対語
- 「僭賞濫刑(せんしょうらんけい)」:賞罰が適正に行われない
- 「信賞必罰」の英訳
- never fail to reward good conduct nor to punish evildoing
- 「信賞必罰」を使いこなそう!
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ユーリ
日本放送作家協会会員。シナリオ、エッセイをたしなむWebライター。時代によって変化する言葉の面白さ、奥深さをやさしく解説する。
「信賞必罰」の意味
まず、国語辞典で「信賞必罰」の意味をチェックしましょう。
功績があれば必ず賞を与え、罪があれば必ず罰すること。賞罰のけじめを厳正にし、確実に行うこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「信賞必罰」
「信賞」は「必ず賞を与える」、「必罰」は「罪を犯した者は必ず罰する」ということ。「信賞必罰」とは、功績があった者には必ず賞を与え、罪を犯した者や大きなミスがあったものは必ず罰する、つまり「賞罰を厳正に、確実に行うこと」という意味です。
「信賞必罰」の使い方
次は例文で「信賞必罰」の使い方を見ていきましょう。
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