この記事では英語の熟語「none the 比較級 (for ...)」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「(…だからといって)それだけ~とはならない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC 910点で、現役の英語塾講師であるライターコウ ガブリエルを呼んです。一緒に「none the 比較級 (for ...)」の意味や例文を見ていきます。

ライター/コウ ガブリエル

現役の英語塾講師。香港で小学校から高校生までに受験英語を指導。また、過去東京で留学する際に、日本人の社会人にTOEICやビジネス英語などを指導したことがある。 

熟語「none the 比較級 (for ...)」の意味は?

image by iStockphoto

「none the 比較級 (for ...)」は「(…だからといって)それだけ~とはならない」という意味です。「none the 比較級 (for...)」は日常会話で逆説を説明する時によく用いられます。ネイティブのようにうまく逆説を述べたいなら、是非「none the 比較級 (for ...)」の意味と使い方を覚えておきましょう。

意味 「…だからといってそれだけ~というわけではない」

前述の通り、「none the 比較級 (for ...)」は「(…だからといって)それだけ~とはならない」という意味で、日常会話で逆説を説明する時によく用いられます。

では、例文を見てみましょう。

John is never the wiser for his experience in failure.
ジョンは失敗の経験を積んでも依然として賢くなりません。

You are none the more beautiful for your cosmetic surgery.
あなたは整形手術を受けたにもかかわらず、綺麗になりません。

She is none the better for taking a rest.
彼女は休憩したにもかかわらず、よくなりません。

熟語「none the 比較級 (for ...)」の言い換えや、似た表現は?

「none the 比較級 (for ...)」の言い換えとして、「not... in spite of ...」と「not... although...」があります。では、それぞれの言い方を例文と一緒に確認しましょう。

\次のページで「言い換え例:「not... in spite of ...」を使った言い換え」を解説!/

言い換え例:「not... in spite of ...」を使った言い換え

「not... in spite of ...」は「none the 比較級 (for ...)」のように、「(…だからといって)それだけ~とはならない」という意味です。「not... in spite of ...」は「none the 比較級 (for ...)」と比べて、ややフォーマルな感じがします。

John does not become wiser in spite of his experience in failure.
ジョンは失敗の経験を積んでも依然として賢くなりません。

You do not become more beautiful in spite of having cosmetic surgery.
あなたは整形手術を受けたにもかかわらず、綺麗になりません。

She does not become better for taking a rest.
彼女は休憩したにもかかわらず、よくなりません。

言い換え例:「not... although」を使った言い換え

「not... although ...」も「none the 比較級 (for ...)」のように、「(…だからといって)それだけ~とはならない」という意味です。

John does not become wiser although he has experienced failure.
ジョンは失敗の経験を積んでも依然として賢くなりません。

You do not become more beautiful although you have had cosmetic surgery.
あなたは整形手術を受けたにもかかわらず、綺麗になりません。

She does not become better although she has taken a rest.
彼女は休憩したにもかかわらず、よくなりません。

熟語「none the 比較級 (for ...)」を使いこなそう

この記事では熟語「none the 比較級 (for ...)」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。ネイティブの方は作文も会話もよく「none the 比較級 (for ...)」、「not... in spite of ...」と「not... although...」を使い、逆説を示しますよ。今後英語で逆説を説明したい時、是非「none the 比較級 (for ...)」、「not... in spite of ...」と「not... although...」を使ってみてください。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「none the 比較級 (for …)」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「none the 比較級 (for …)」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「(…だからといって)それだけ~とはならない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC 910点で、現役の英語塾講師であるライターコウ ガブリエルを呼んです。一緒に「none the 比較級 (for …)」の意味や例文を見ていきます。

ライター/コウ ガブリエル

現役の英語塾講師。香港で小学校から高校生までに受験英語を指導。また、過去東京で留学する際に、日本人の社会人にTOEICやビジネス英語などを指導したことがある。 

熟語「none the 比較級 (for …)」の意味は?

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「none the 比較級 (for …)」は「(…だからといって)それだけ~とはならない」という意味です。「none the 比較級 (for…)」は日常会話で逆説を説明する時によく用いられます。ネイティブのようにうまく逆説を述べたいなら、是非「none the 比較級 (for …)」の意味と使い方を覚えておきましょう。

意味 「…だからといってそれだけ~というわけではない」

前述の通り、「none the 比較級 (for …)」は「(…だからといって)それだけ~とはならない」という意味で、日常会話で逆説を説明する時によく用いられます。

では、例文を見てみましょう。

John is never the wiser for his experience in failure.
ジョンは失敗の経験を積んでも依然として賢くなりません。

You are none the more beautiful for your cosmetic surgery.
あなたは整形手術を受けたにもかかわらず、綺麗になりません。

She is none the better for taking a rest.
彼女は休憩したにもかかわらず、よくなりません。

熟語「none the 比較級 (for …)」の言い換えや、似た表現は?

「none the 比較級 (for …)」の言い換えとして、「not… in spite of …」と「not… although…」があります。では、それぞれの言い方を例文と一緒に確認しましょう。

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