国語言葉の意味

【四字熟語】「魑魅魍魎」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「魑魅魍魎」について解説する。

端的に言えば「魑魅魍魎」の意味は「いろいろな化け物」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

学習塾経営者で国語が得意な「ぼすこ」を呼んだ。一緒に「魑魅魍魎」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ぼすこ

国立大学教育学部卒業後、学習塾を経営。読書好きが高じて蓄えた幅広い知識と、得意教科である国語力で、四字熟語をわかりやすく解説していく。

「魑魅魍魎」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

早速「魑魅魍魎」の意味について見ていきましょう。

「魑魅魍魎」の意味は?

早速「魑魅魍魎」にどんな意味があるのか、辞書からの出典を確認していきましょう。

1.いろいろの化け物。さまざまの妖怪。

出典:大辞林第三版(三省堂)「魑魅魍魎」

「魑魅魍魎」の読み方は、「ちみもうりょう」。2つの熟語に分けることができ、それぞれ「魑魅(ちみ)」と「魍魎(もうりょう)」ごとに違った意味を持ちます。

「魑魅」は、山林の瘴気から生まれた怪物です。人間の頭と動物の体を持ち、住処である山林に入り込んだ人間を惑わせる、とされています。「スダマ」という読み方をされるときもあり、その正体も山の神とされたり、鬼とされたり、さまざまです。

「魍魎」は、山や川、木石に宿る精霊や、それらに関連する物の怪などを指します。有名なところでは、河童(かっぱ)も魍魎の一種です。「みずは」という読み方をされることもありますが、これは日本語で「水の神」の意味。

「魑魅」と「魍魎」を合わせることで、日本人の生活の周囲に住まう、理解しがたい存在を表現した四字熟語となっています。「魑魅」も「魍魎」も、化け物という意味だけでなく、神様という側面があるのが、日本人らしくて面白いと感じませんか。

近年では、政治や国際社会などで、私利私欲や自国の利益だけを考えて動くような人たちを「魑魅魍魎」と表現することも増えています。妖怪や神様は欲通しくないので、そのような人たちに「魑魅魍魎」という言葉を使うのは、魑魅魍魎たちに少し失礼かもしれませんね。

「魑魅魍魎」の語源は?

次に「魑魅魍魎」と語源について確認しましょう。

現存している書物の中で、「魑魅魍魎」が登場する最も古いものは、紀元前の中国で司馬遷が編纂した「史記」。この中で、魑は虎の姿をした山の神、魅は猪の頭と人間が合わさった沢の神です。また、山林だけでなく、広い世の中にはびこっている悪い存在を表現する言葉として、「魑魅魍魎」と使っている場面が出てきます。

古代中国では「魑」「魅」「魍」「魎」のそれぞれが違った物の怪だったわけですが、少しずつ意味が広がり、不思議な生き物や理解しがたいもの、特に悪意のあるものをまとめて「魑魅魍魎」と表現していくように変化したようですね。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: