壊血病とはどんな病気?その歴史も合わせて現役講師がわかりやすく解説!
現代の壊血病
このような歴史を紹介すると、壊血病はもはや過去のものという気がしてきます。ところが、現代においても壊血病にかかる可能性は十分あるんです。発展途上国などでバランスのとれた食事が難しいところでは、ビタミンCのみならずビタミン全般の欠乏症がしばしば見られます。
そして驚くことに、今の日本国内であっても壊血病になりかける人が現れるんです。長い期間にわたって極端な食事制限をしている人や、連日ビタミンCの量が少ない食事を与えられている子どもなどで起こりえます。
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また、壊血病やビタミンC欠乏とまではいかなくとも、1日当たりのビタミンC摂取量が推奨量に達していない人は数多くいます。
前述の通り、ビタミンCはコラーゲンを合成するだけでなく、強い抗酸化作用をもち、DNAやタンパク質を傷つける活性酸素類を減らしてくれる物質。皆さんも今一度食生活を見直し、ビタミンを積極的に取り入れてほしいと思います。
ビタミンCを多くふくむ食品
ここまで読んだあなたは、いますぐにでもビタミンCをたくさん含んだものを食べたくなっているでしょう。すぐに思いつく食品といえばレモンではないでしょうか?
ビタミンCの量を表すのにも「レモン〇個分」などと使われますよね。レモン100gあたりには、だいたい100mgのビタミンCが含まれています。赤ピーマンや黄ピーマンではそれよりも含有量が多く、なんと100gあたり170~150mgにもなるんです。ほかにも、パセリ(100gあたり120mg)やピーマン(100gあたり76mg)などが比較的多くのビタミンCを含んでいます。
野菜や果物によって含有量は大きく異なりますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
ビタミン不足は命にかかわる!
「たかがビタミン不足」と思うなかれ。壊血病をはじめとするビタミン不足による病気は、時に命を脅かすこともあるんです。今回は壊血病をテーマにしましたが、ビタミンに関連する病気は少なくありません。みなさんもバランスの取れた食生活を!


