
この言葉の代表的な英訳は「Good wine makes good blood.」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「酒は百薬の長」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「酒は百薬の長」の意味と使い方は?
「酒は百薬の長」は、お酒を飲むのが好きな人がよく口にする言葉ですね。
それでは、「酒は百薬の長」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「酒は百薬の長」の意味
「酒は百薬の長」という言葉の意味や使い方は、広く知られています。しかし「百薬」、「百薬の長」など部分的に考えると、少し難しく感じるのではないでしょうか。そこで、「酒は百薬の長」と「百薬」の意味を調べてみました。
「酒は百薬の長」には、次のような意味があります。
《「漢書」食貨志から》酒はほどよく飲めば、どんな薬よりも健康のためによい。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「酒は百薬の長」
数多くの薬。あらゆる薬。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「百薬」
「酒は百薬の長」の使い方・例文
「百」には数字の「100」以外に、「数が多い」という意味もあり、「百科事典」「百貨店」などの「百」はその意味で使われています。つまり「百薬」が「数多くの薬」という意味になるのは、そのためです。
次に「酒は百薬の長」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.いくら「酒は百薬の長」だとしても、飲み過ぎはだめだよ。
2.ごく最近、「酒は百薬の長」という考え方に警鐘を鳴らすような研究が発表された。
3.気の置けない仲間と楽しくお酒を飲むと、まさに「酒は百薬の長」だと感じる。
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