国語言葉の意味

「月下美人」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「月下美人(ゲッカビジン)」について解説する。

端的に言えば、月下美人は植物の名前だが、変わった習性から「美人薄命」の由来とも言われているぞ。

元塾講師で、国語だけでなく自然科学全般に造詣の深い「gekco」を呼んだ。一緒に「月下美人」について詳しく見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/gekco

自然解説の専門家として活動し、出版物の校正も手がける。豊富な知識と分かりやすい解説で好評を博している。

「月下美人」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 57815373

それでは、早速「月下美人」について詳しく見ていきましょう。

「月下美人」とは?

月下美人とは、実はサボテン科の植物の名前です。文字からはちょっと想像しにくいのですが、四字熟語というより、生き物としての植物の名前(種名)になります。

サボテン科の着生植物。中南米原産。下部の茎は木質、上部の茎は葉状で良く分枝し、高さ3メートルにまで達する。夏の夜、長さ30センチメートルほどの白色漏斗状の花が咲く。花は芳香を放ち、数時間でしぼむ。クジャクサボテン類の母種の一。〔季〕夏。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「月下美人」

熱帯雨林に生育する中南米原産の植物ですが、日本には園芸用として古くから輸入され、親しまれてきました。外国の植物にも関わらず「月下美人」という日本語の名前が与えられているのはそのためです。

あまり見かける機会の多い植物ではありませんが、愛好家の間で趣味として広く栽培されています。

水やりのしすぎとチッソなど肥料の量、置き場所に注意すれば、育て方は難しくありません。

「月下美人」の由来は?

月下美人は、花期になると白くて美しく、香りの強い大きな花を咲かせます。この花が、夜にしか咲かないのです。つぼみは夕方に膨らみながら上を向き始め、夜間に満開となります。そして、受粉しなければ翌朝にはしぼんでしまい、その花が再び咲くことはありません。

一晩しか咲かない儚さと、月明かりに照らされた美しい姿が、月下美人の名前の由来です。

この由来に基づいて、実際に月下美人という名前をつけたのは、昭和天皇ではないか、という説があります。皇太子だった昭和天皇が台湾を訪れた際、美しく咲く花に目を留め、台湾総統だった田氏に名前をたずねたところ、田氏がとっさに答えた名前が「月下美人」だった、というのです。真偽は定かではありませんが、事実だとしたら、田氏の表現は言い得て妙、といったところでしょう。

ちなみに、英名は「Queen of the night」(夜の女王)で、月下美人の大輪の花を女王にたとえています。

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