国語言葉の意味

【慣用句】「三つ巴」の意味や使い方は?例文や類語を活字中毒ライターが解説!

・シリアでは「アサド大統領派」「反アサド派」「イスラム国」の三つ巴の闘いが深刻化している。

・イエメンでは、暫定政府と武装組織フーシ、さらに過激派組織アルカイダが三つ巴となって内戦を繰り返している。

・自動運転の覇権争いは、グーグル陣営、トヨタ・ソフトバンク陣営、ワーゲン・インテル陣営の三つ巴だ。

二者の闘いや四者、あるいはそれ以上での争いも勿論ありますが、なぜか三者の「三つ巴」がいちばんドラマティックに見えると思いませんか?争いの構図には三角形が似つかわしいのかもしれませんね。

「三つ巴」の類義語は?違いは?

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「三つ巴」の類義語としては、以下のようなものがあります。

「三すくみ」

三つの勢力がお互いに牽制しあっている様子、という表面上の意味においては「三つ巴」と同じです。しかし、三者の力関係について見た場合に「三つ巴」と「三すくみ」では明確な違いがあります。

「三つ巴」では三者の勢力は拮抗している状況です。対して「三すくみ」においては、(三者をそれぞれA・B・Cとしますと)AはBより強い、BはCより強い、CはAより強い、というパワーバランスになっています。ですから、AがうっかりBをやっつけてしまうと、こんどは自分がCにやられる。それがわかっているから迂闊に手を出せない。B・Cも事情は同じ。三者とも身動きが取れず、何事も起こらない。結果、表面上は均衡が保たれているように見える、というわけです。「三つ巴」と「三すくみ」、見た目は似ていても内情は全然違います。いずれにしろ、とりあえず世界が平和なら良しとしますか。

「三つ巴」の対義語は?

「三つ巴」の反対の意味となりますと、並び立つものがないということですね。つまり、二つとない唯一の存在であるという意味の言葉を探してみましょう。

「無双」

むそう、と読みます。「双」は二つの意。「双頭」や「双眼鏡」の双ですね。

意味は以下の通りです。

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