国語言葉の意味

【四字熟語】「国士無双」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「国士無双(コクシムソウ)」という四字熟語について解説する。

端的に言えば「国士無双」の意味は「もっとも優れている人物」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んだ。一緒に「国士無双」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

すけろく

ライター/すけろく

現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

#1 「国士無双」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「国士無双」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「国士無双」の意味は?

「国士無双」には、次のような意味があります。

1.国内にならぶ者のない、すぐれた人物。
2.麻雀の役満貫の名。すべての老頭牌・字牌を一枚ずつ計一三牌とそのうちの一種がさらに一牌あって雀頭になっているもの。シーサンヤオチュー。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「国士無双」

「国士無双」の「国士」国でもっとも優秀な人物を、「無双」は「双(ふた)つとない」つまり、他に比べるうるものが存在しないことを意味しています。

したがって、この四字熟語の意味は、上で引用した1の意味が本来のものであるべきです。ところが、実際はそうでもありません。

ためしに身の回りにいる成人(特に男性)に「国士無双って何?」と問いかけてみてください。きっと「麻雀の役の名前だよ」という答えの方が多いことでしょう。

逆に、「国士無双」の持つ本来の意味まで知っている人は、さほど多くないものと思われます。

「国士無双」の語源は?

次に「国士無双」の語源を確認しておきましょう。中国の秦末から前漢の時代にかけての話です。

蕭何(しょうか)という人物が韓信を「国士無双の人物」と評して後に皇帝となる劉邦に推薦しました。劉邦は、蕭何の推薦を聞き入れて韓信を大将軍に任命したそうです。

このような故事から「国士無双」という四字熟語は生まれました。ちなみに、この話は歴史書として名高い「史記(しき)」の中の「淮陰侯伝(わいいんこうでん)」の中に収められています。淮陰侯伝は、韓信の別称ですね。

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