国語言葉の意味

【四字熟語】「自学自習」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「自学自習」について解説する。

端的に言えば自学自習の意味は「他人から教わるのではなく、自分で学習すること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に学習指導をしているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「自学自習」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「自学自習」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「自学自習」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。「自学自習」は身近に使われている言葉ですが、本来の意味は何かというと考えたことがないという人も多いかもしれませんね。この機会に詳しく見ていきましょう。

「自学自習」の意味は?

「自学自習」には、次のような意味があります。一見すると、「自学自習」の「自」が「自由に」という意味かなと思えなくもないですが、そうではなく「自分」という意味で使いますよ。それでは、詳しく見ていきましょう。

1.他から教わらずに、自分一人で学習すること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

学習とは、先生などの指導者と教材、学習者の三者の関係によって成り立ちます。「自学自習」の場合は、指導者なしで教材と学習者のみの関係によって学習がすすめられるということです。

また、「自学」と「自習」の違いも確認しておきましょう。「学」のほうは、学び取るイメージで理解する段階ととらえるといいですね。「習」のほうは、習得する段階と考えて演習しながら理解したことを定着させていくニュアンスがあります。よって、「指導者なしで、教材を使って理解し身につけること」ということができますね。

ただ、学校では、何らかの理由によって先生が不在のときに、「自習」として各々が自由に学習したり、前もって与えられた課題をすることがあります。このように、小学校や中学校、どこの地域かによって独特の意味合いを持つ場合があるので、注意が必要ですね。

「自学自習」の語源は?

次に「自学自習」の語源を確認しておきましょう。

この「自学自習」の語の並びから、「自(主語)、学(動詞)、自(主語)、習(動詞)」と考えられます。そのまま訳すと、「自らが学び、自らが習う」です。こう読むと、受け身の姿勢で教えてもらうのではなく、自分自身が能動的に学ぶのだという意志が感じられます。

小学生も中学生も高校生も日常の学習のほかに受験勉強をしている人もいるかもしれませんが、自ら目標をもって着実に学力をつけられるといいですね。

\次のページで「「自学自習」の使い方・例文」を解説!/

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