国語言葉の意味

現代では個性的な表現に?「横紙破り」の意味や使い方・類義語などを言葉大好きライターが簡単にわかりやすく解説!

「横紙破り」は悪いことか

「横紙破り」は必ずしも悪いことではありません。「横紙破り」とはつまり自分の要求を無理に通そうとする行為、もしくは人のことを指しますが、それが役に立つこともあるでしょう。

一般的にはわがままであることは良くないことであり、自分の要求を無理に通すことは無条件に迷惑なことと捉えられがちです。ただ、常に自分の意見を引っ込めてわがままを抑えていれば、100%確実に良い結果が出るのかと言われれば、違うと言わざるを得ないでしょう。美徳とは思われても、美徳と結果は別物です。

「横紙破り」の類義語は?

image by iStockphoto

「横紙破り」の類義語は、「わがまま/強引/ごり押し/無理強い/強行」などが挙げられます。無理やり主張や行動を押し通すという意味やニュアンスがあれば、「横紙破り」の類義語として十分通用するでしょう。

むしろ伝わりやすさという意味では、前述した類義語に比べて「横紙破り」はやや劣り気味とも言えます。そう難しい意味ではありませんが、「横紙破り」は類義語が多い一方で知名度が低く、「横紙破り」をわざわざ選ぶという人が減っているのが現状です。

現代における「横紙破り」のイメージ

「横紙破り」の「紙」とは和紙のことであると前述しました。現代の日本では和紙は一般的な紙とは言えなくなり、多くの人にとって、紙に繊維の方向などないという考えが当たり前になっています。

そのような状況で「横紙破り」のことを「無理強いすること」と説明しても、大抵の人はピンと来ないでしょう。ただ、「紙を破る」ということから、やや荒っぽいイメージは持つかもしれません。

現在、無理強いすることの表現としてあえて「横紙破り」を使うと、「古風な表現が好き」と思われるでしょう。あるいは「紙」という単語から、無理強いという意味を持ちながらも、やや繊細さを感じる表現と感じられるかもしれません。いずれにしろ、「無理強い」という意味は同じでも、一味違うニュアンスになることは確かです。

1 2 3
Share: