「不確か」:確かではない
「不確か」は字そのもの、確かではない・あやふやといった「あいまい」とよく似たニュアンス。
ほかにも、おぼろげ、不鮮明、どっちづかず、茫然(ぼうぜん:とりとめがない)、などたくさんの類語があります。
曖昧模糊の反対の意味を持つ言葉
image by iStockphoto
それでは、曖昧模糊の対義語を確認しましょう。ぼんやりしている、はっきりとしない、の反対の意味は簡単に、はっきりしていること。明瞭(めいりょう)、明白(めいはく)、自明(じめい)といった熟語となります。
「明々白々(めいめいはくはく)」:はっきりとして疑う余地がない
「明白」だけでもはっきりしているその上に、明と白、それぞれの漢字を二回ずつ重ねて意味を強調。「明々白々な事実」は、誰から見ても明らか、はっきりしている事柄だと理解できるでしょう。
「一目瞭然(いちもくりょうぜん)」:一度見ただけで分かる
瞭然ははっきりとしている様、それが見ただけですぐ分かる、という意味。一目は一つの目や片目という意ではなく、一度見ることです。
曖昧模糊を英訳するとたくさんの単語が!
image by iStockphoto
「曖昧模糊」漢字直訳の英訳、英文はありません。なので、これまでに確認してきた、ぼやけた、はっきりとしないといった意味とニュアンスを持つ単語を挙げました。いろいろあるのですが、簡単なものから少し上級の表現をご紹介します。
「unclear」・「not clear」・「uncertain」:不確か
シンプルなのは「unclear」や「not clear」。clear(明白、はっきり)に反対の意を持つunや否定するnotをつけて、はっきりしていない、という表現です。
同じつくりの類語で、certain(確か)にunを付けて「uncertain」(不確か)。確信が持てなくて不確か、不安定、変わりやすいなど否定的な表現に使われます。
Her explanation is unclear.
彼女の説明はあいまいだ。
Today’s weather is uncertain.
今日の天気は変わりやすく不安定。
\次のページで「「dark」・「shadowy」・「dim」:よく見えない」を解説!/