「比翼連理」の対義語は?
では、反対の意味を持つ言葉は何でしょうか。
「犬猿の仲」
仲の悪い二人をさす、定番のことわざですね。これは日本独自のもので、英語だと犬と仲が悪いのはlike cats and dogsで猫だそうです。
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白居易はとても偉大な詩人です。存命中に当時平安時代の日本まで詩が伝わり大ヒットしています。なんと、本人もそれを知っていて、偽物には注意してほしいな、などといっていたとか。1300年前の話とは思えないですよね。白居易は平易な言葉で様々な表現に挑戦しているので、読みやすかったということもあるのでしょう。源氏物語や枕草子にも影響を与えています。源氏物語の導入部分、桐壷はまさに長恨歌の描写を換骨奪胎したもの。白居易なしでは平安朝の文化はさみしいものだったことでしょう。現代日本の音楽シーンでとらえるならビートルズに当たる存在と言えるのではしょうか。勉強もバリバリで科挙を突破し、政治家としても優秀。役人としては地位の低い家に生まれながら高位高官を極めた天才。もちろん国境も千年の時も超えて詩が愛されるアーティストでもある。うーん万能すぎです。
「比翼連理」を使いこなそう
つかいこなそう、という場所に書くべき内容でもないかもしれませんが、この言葉、そうそう使わないほうがいいですよね。楊貴妃の話だけではなく、連理の枝の話も含め、どうしても、愛の末の死を連想してしまいますから。ちゃんと原典を把握した後だと、結婚式で比翼連理の関係を!とか言ってしまうのもどうにもセンスがない気がしませんか?
だからこそ、自分と愛した人が死によって引き裂かれようとするいまわの際、最期の時にこそ使ってみたい!「天にあっては…」と語れたら、ロマンティック。まぁ、死ぬときにそんな余裕なんてないのかもしれないですが。使わないことを選べるというのも使いこなすことのうちにはいるのではないでしょうか。