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【四字熟語】「花鳥風月」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「花鳥風月」について解説する。

端的に言えば花鳥風月の意味は「自然の美しい風景」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

学習塾経営者で国語が得意なライター、「ぼすこ」を呼んだ。一緒に「花鳥風月」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ぼすこ

国立大教育学部卒業後、学習塾を経営。読書好きが高じて蓄えた幅広い知識と得意教科である国語の力で四字熟語をわかりやすく解説していく。

「花鳥風月」の意味や語源・使い方まとめ

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言葉について知るならば、まずは意味や語源が肝心です。

早速「花鳥風月」の意味や語源・使い方などについて見ていくことにしましょう。

「花鳥風月」の意味は?

「花鳥風月」には、次のような意味があります。四字熟語などは辞典や出版物により、表現が若干異なるものも多いですが、「花鳥風月」はほとんど同じ表現が使われているのが印象的です。

1.自然の美しい風景。
2.自然を相手に詩・絵画などをつくる風雅な遊び。風流。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「花鳥風月」

「花鳥風月」を二つに分けた「花鳥(かちょう)」「風月(ふうげつ)」にもそれぞれ意味があります。一つ目の「花鳥」は、鑑賞して風流を楽しむときや詩や絵画の題材とするときの花や鳥のこと、もう一つの「風月」は、心地よい風と月を表現することから、自然の風物という意味になるのです。

花鳥風月の「花」「鳥」「風」「月」のいずれも、昔の人々が自然に親しんでいたころに風流を感じる対象であったため、百人一首に代表される和歌、掛け軸や襖絵などの絵画にも、題材としてよく登場していますね。

人々が風流を感じ、詩歌などに登場させた対象は様々にありますが、その中でもより厳選されて選ばれた4文字だったのではないでしょうか。そう考えると、「花鳥風月」という響きも趣深く、風流に感じます。

「花鳥風月」の語源は?

意味について触れたところで、「花鳥風月」の語源についても、詳しく見ていくことにしましょう。どのような経緯があり、「花鳥風月」という言葉は生まれたのでしょうか。

現在まで残る日本の書物の中で、最初に「花鳥風月」という四字熟語が登場するのは、世阿弥が書いた「風姿花伝」というのが一般的な説です。世阿弥は、父の観阿弥とともに、日本の能楽を大成させた人物で、「風姿花伝」にも能に関する理論がつづられています。

「花鳥風月」の登場は、風姿花伝第二、物学(ものまね)条々の中の「上職(じょうしょく)の品々、花鳥風月の事態(ことわざ)、いかにもいかにも細かに似すべし」という一節。これは能面を作る際に必要な心構えについて書かれた箇所ですが、現代語に訳すと、「上位の方の品々や上品な品格を持つことは、能面にとって大変重要なことである」となります。

この文の中で「花鳥風月」が持つ意味は「上品な品格」。上品さを保つには、ある種のゆとりが大事ですよね。自然の美しい風景を観賞する姿勢や、自然を相手とする風流な遊びにも、ある種のゆとりがなくてはなりません。花鳥風月には、自分の周囲ある豊かなものに気づくゆとりを持つ、という意味も含まれているのではないか、と私は思います。

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