国語言葉の意味

意味は簡単!成り立ちは複雑?「四面楚歌」の意味・由来・類義語を言葉大好きライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「四面楚歌」について解説する。

「四面楚歌」はいわゆる故事成語で、昔に起こった出来事から生まれた言葉だ。その中でも「四面楚歌」は比較的知名度が高いが、成り立ちまでは知らない奴も多いだろう。

元建築系企業社員、現言葉大好きライターのsasaiを呼んだ。一緒に「四面楚歌」の意味や成り立ち、類義語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/sasai

元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。

「四面楚歌」ってどういう意味?

image by iStockphoto

「四面楚歌」の意味は以下の通りです。

しめんそか【四面楚歌】
周囲がすべて敵や反対者で、まったく孤立して、助けや味方がいないこと。また、そのさま。

出典:goo辞書「四面楚歌 意味」

意味としては簡単であり、周り中敵だらけの状態で孤立していることを指します。なお、この場合の孤立というのは「数の勢力的に勝敗が明らかである」という意味であり、「自分以外誰も居ない」「全くの一人である」という意味ではありません。味方の数が極端に少数であるという状態でも「四面楚歌」は使えます。

「四面楚歌」である場合と「四面楚歌」でない場合の違い

「四面楚歌」はもう少し細かく言うと、敵に囲まれていて、どちらを向いても味方が居ない状態を指します。味方が居る場合、「四面楚歌」が使えるのは味方が全員一塊になっており、周りを敵で囲まれているような場合です。たとえ少人数であっても、味方があちこちに点在している場合は「四面楚歌」とは言えないことがありますので、注意してください。

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「四面楚歌」は、周りを敵が固めてる状態なのであって、単純に「敵が多い」という意味じゃないから、気を付けるようにな。

\次のページで「「孤独」と「四面楚歌」って違うの?」を解説!/

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