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エドワード6世を生んだ「ジェーン・シーモア」ヘンリー8世の3番目の王妃を歴女がわかりやすく解説

よぉ、桜木健二だ、今回はジェーン・シーモアを取り上げるぞ。ヘンリー8世の6人中3番目の王妃だって、どんな人だったか詳しく知りたいよな。

その辺のところをヨーロッパ王室の歴史も大好きなあんじぇりかと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/あんじぇりか

子供の頃から歴史の本や伝記ばかり読みあさり、なかでも女性史と外国人から見た日本にことのほか興味を持っている歴女、ヨーロッパ王室の歴史にも興味津々。例によって昔読んだ本を引っ張り出しネット情報で補足しつつ、ジェーン・シーモアについて5分でわかるようにまとめた。

1-1、ジェーン・シーモアはイギリスの生まれ

ジェーン・シーモアはジョン・シーモア卿の9人の子のうちの3番目の子として誕生。出生年ははっきりせず、1508年頃ということ。

シーモア家は古い家柄で、11世紀にウィリアム征服王に従ってイギリスに渡ったフランス貴族の血を引いていて、ジェーンの祖母アン・セイと、アン・ブーリンとキャサリン・ハワードの祖母エリザベス・ティルニーは異父姉妹、その母エリザベス・チェイニーが共通の曽祖母ということになり、ジェーンはヘンリー8世の2番目の王妃アン・ブーリンとも、5番目の王妃キャサリン・ハワードとも、はとこの関係。

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へええ、親戚なのか、王室ってなんか狭いサークルの人間関係みたいだな

1-2、ジェーン、王妃キャサリンの侍女として宮廷に

父ジョンはヘンリー8世の信頼篤い寝室侍従だった関係で、8人の子供たちのうちの長男エドワード、次男トーマスと長女ジェーンの3人を宮廷に出仕させ、ジェーンは1532年、キャサリン・オブ・アラゴン王妃の侍女として仕えたのち、2人目の王妃アン・ブーリンの侍女となったということ。

2-1、ジェーン、ヘンリー8世に見初められる

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1535年9月、ヘンリー8世はイングランド西部巡幸の途中で、シーモア家の邸宅のウルフ・ホールを訪問。このときに接待に出たジェーンが、控えめでもの静かな態度だったことでヘンリー8世は関心をもったそう。この頃は、ヘンリー8世は2番目の王妃アン・ブーリンと冷え切った関係になっていたとはいえ、ジェーンはヘンリー8世とは初対面のはずはなく、この時見初められたというのは伝説という説も。

尚、ジェーンが積極的にヘンリー8世の関心を得て愛人になろうとしたというよりも、シーモア家の父や兄たちの野心のため、ジェーンはヘンリー8世に差し出されたということのよう。

\次のページで「2-2、おとなしく物静かだったジェーン」を解説!/

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