日本史明治歴史

最強・バルチック艦隊を撃破した「日本海海戦」を元塾講師が分かりやすく5分で解説

ポーツマス条約の締結

バルチック艦隊の敗北は海軍の敗北、ロシア軍は地上戦でも日本軍に敗れており、陸海軍が全て敗れて主力も失いました。さすがのロシアもこれ以上の戦争続行は不可能と判断、一方の日本もこれまで戦争に費やした費用があまりに莫大で、やはり戦争続行が困難な状態に陥ります。

ちなみに日本が費やしたお金はおよそ18億円で、これは当時の基準で国家予算30年分に相当する額でした。互いに戦闘を続けるのは得策ではなく、このタイミングでアメリカのルーズベルト大統領が講和を仲介、1905年にアメリカのポーツマスにて日本とロシアの講和条約が結ばれます

アメリカが仲介に入って講和という形で決着がついた日露戦争。しかし、戦況から判断して勝利したのは明らかに日本、そのため講和条約も日本に有利なものとなり、この講和条約は条約を結んだ場所が由来となってポーツマス条約と呼ばれました。

国内で混乱が起こる日本とロシア

戦前の時点では世界中が明らかにロシア有利と見ていた日露戦争、しかし日本が勝利したことから日本はアジア唯一の列強国と認められるようになりました。ただ、日本の国民には納得できない部分もあったようで、それは賠償金の支払いが一切なかったことです。

最も、賠償金を支払わない旨についてはポーツマス条約にも示されていました。しかしそれでも国民は納得できず、その影響で日比谷で焼き打ち事件が起こるなど、国内の治安は一時相当悪化したようです。また、予想外の敗北をしたロシアも国内は大混乱、やがてそれはロシア革命へとつながっていきました。

ちなみにロシアのバルチック艦隊を破ったのは日本が誇る戦艦三笠、歴史に詳しくない人でもこの戦艦名は聞いたことがあるのではないでしょうか。日露戦争に勝利したことで日本は当時ヨーロッパの植民地となっていたアジアの国々から讃えられ、後に作られることになる国際連盟でも常任理事国として認められました。

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バルチック艦隊を失ったロシア、戦争で莫大な費用をつぎこんだ日本、互いに戦争続行不可能となった状況でアメリカの仲介によって講和が成立。日本はアジア唯一の列強国と認められ、後の国際連盟では常任理事国としても認められるぞ。

T字戦法、乃木希典、戦艦三笠、バルチック艦隊のワードは必須!

日本海海戦は日露戦争で起こった戦いですから、当然日本海海戦だけでなく日露戦争全体を覚える必要があります。ただ、日本海海戦に絞って言えばそのポイントは日本の連合艦隊の活躍でしょう。

T字戦法を行った乃木希典、戦艦三笠、このあたりは一つのワードとしても覚えておくべきです。また、ロシアのバルチック艦隊の名前も覚えておき、あわせてバルチック艦隊の敗因も説明できるようにしてください。

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shintomoyui0311