日本史

最強・バルチック艦隊を撃破した「日本海海戦」を元塾講師が分かりやすく5分で解説

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日本軍もロシア軍も奉天会戦で満身創痍。しかし日本軍もロシア軍の撃破には至らず、一方で戦況的に不利なロシアだが、バルチック艦隊に期待して和平交渉には応じなかった。それほどロシアはバルチック艦隊に自信があったのだ。

日本海海戦

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バルチック艦隊の状態

日本の連合艦隊艦長である東郷平八郎はバルチック艦隊に勝利するため、バルチック艦隊の航路を考えていました。確かにバルチック艦隊は強いものの、ただ時期的に考えて北極海は凍っており、そのため日本海に向かうためには大西洋とインド洋の経由が必要です。

つまり航路としては遠回りになるわけで、そうなると必須になってくるのが燃料補給でしょう。しかし、バルチック艦隊の航路を考えるとその沿岸はほとんどイギリスの領土になっていて、イギリスは日本と同盟を結んでいるため、ロシアにとってイギリスは敵になります

当然日露戦争のためのロシア軍の補給をイギリスが許すはずはなく、そのためバルチック艦隊は充分な補給も整備もできないまま戦場に向かうしかありません。つまり「バルチック艦隊は万全の状態ではない!」……例え世界最強と謳われても、今のバルチック艦隊なら勝利できると東郷平八郎は確信しました。

東郷平八郎のT字戦法

バルチック艦隊を発見した日本の連合艦隊、こうして日露戦争の決着をつけるための日本海海戦が始まります。連合艦隊はバルチック艦隊に近づいていき、一方のバルチック艦隊は当然これを攻撃のための接近と判断……しかしここで日本の連合艦隊は突如150度の急カーブを行いました。

ここまでのカーブをするとカーブ中は攻撃できないため、本来なら攻撃の的になって集中砲火を浴びるのが明白。ただ当時天候が荒れていたためバルチック艦隊の攻撃は全く当たらず、さらにカープを終えた軍艦が突撃してきてバルチック艦隊に攻撃、この攻撃がバルチック艦隊の司令室を捕えます。

混乱するバルチック艦隊、そして日本の連合艦隊は次々と攻撃を加えてバルチック艦隊を壊滅させていきました。日本の連合艦隊にも被害があったものの、軍艦一隻が沈められたのみ。日本海海戦は日本の連合艦隊の圧勝、東郷平八郎が行った急カーブはT字戦法と呼ばれています。

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前半で「日英同盟の成立は日本海海戦の勝敗に関わってくる」と言ったのを覚えているだろうか。その理由はイギリスが日本の味方についてことでバルチック艦隊は移動中に補給ができず、万全の状態で戦えなくなったことだ。

日露戦争の決着

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shintomoyui0311