日本史昭和歴史

満州事変を起こした暴走部隊「関東軍」を元塾講師が分かりやすく5分で解説

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

好き放題暴れる関東軍だがソ連には敗北、それが1939年のノモンハン事件だ。この敗北によって関東軍は弱体化、やがて起こる太平洋戦争の終わりに完全に崩壊した。最も、太平洋戦争が起こった原因は1937年に始まった日中戦争にある。

関東軍の廃止

image by PIXTA / 57079767

太平洋戦争の敗北

太平洋戦争で日本が戦うことになったのはアメリカ、両国の軍事力の差は明らかであり、そこで日本は奇襲でアメリカの戦意を奪い、その上で講和に持ちこむという短期決戦の方針を計画して実施、真珠湾攻撃による奇襲は成功して開戦早々アメリカにダメージを与えます。

ただ、この真珠湾攻撃に奇襲は戦争のルールに反するもので、宣戦布告前に攻撃したことでアメリカに徹底抗戦の感情を芽生えさせてしまいました。一方、奇襲に成功した日本軍はその勢いで太平洋の島々を次々と占領していきますが、ミッドウェー海戦の敗北をきっかけに形勢逆転、日本は立て続けに敗北するようになります。

そして太平洋戦争の敗北が濃厚となったさなか、日ソ中立条約を結んでいたはずのソ連が突如日本に対して宣戦布告。アメリカ側につく形となったソ連は満州国になだれ込むように攻め込んできて関東軍を崩壊させたのです。やがて日本は戦争に降伏し、日本軍と関東軍は廃止され、憲法によって軍隊の所有は禁止となりました。

関東軍のまとめ

関東軍についてまとめると、関東軍とは日本軍から分かれて作られた部隊で、その目的は日露戦争で獲得した南満鉄などの領地を守ることでした。そのため現地に派遣された関東軍ですが、中国の情勢変化に伴って日本の利益に危機感を抱き、やがて独断で行動するようになります。

しかしその行動とは過激そのもので、中国の重要人物の爆殺や自作自演による事件を起こしての軍事行動などでした。特に1931年の満州事変は有名で、関東軍は軍事行動を起こして満州全土を占領、さらにはそこに満州国と呼ばれる国まで作ってしまいます。

こうして暴走を続ける関東軍に日本政府は黙認の対応を取りますが、1939年のノモンハン事件によって関東軍はソ連に敗北。そして、第二次世界大戦の中で起こった太平洋戦争では日本に宣戦布告したソ連が満州国へと攻め込み、関東軍は崩壊して戦後に日本軍と共に廃止されました

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

太平洋戦争では奇襲によって先制した日本だが、それがアメリカを怒らせて徹底抗戦の感情を芽生えさせてしまう。やがて戦況は一転して日本は劣勢へと立たされ、戦争終盤でのソ連の宣戦布告により満州国は攻められて関東軍は崩壊した。

関東軍を覚えるには満州事変に注目しよう!

関東軍のポイントとして抑えるべきなのは、やはり満州事変でしょう。満州事変を起点として関東軍誕生の歴史を振り返り、また関東軍の行く末を辿るのが理解しやすい覚え方だと思います。

活躍と表現すると不適切かもしれませんが、関東軍が最もその名を示したのは満州事変のため、関東軍を覚えるなら最低限この事件を深く理解しておかなければなりません。

1 2 3 4
Share:
shintomoyui0311