元素分類の1つ「遷移元素」とは?元家庭教師がわかりやすく解説
元素周期表を見ると分かるが、原子はその並びによって様々な特徴を持ち分類されている。そのひとつが今回のテーマ「遷移元素」です。遷移元素は周期表の真ん中ぐらいにある金属元素で、そのポイントは電子の配置にある。
今回は遷移元素にどんな特徴があるのか、どんな元素が分類されているかを元素周期表マニアの元家庭教師たかはしふみかが解説していきます。
ライター/たかはし ふみか
高校生の時は化学部に所属し、理科の先生を目指していたリケジョ。国立大の工学部出身で大学時代は中学生の家庭教師をしていた。電子殻に入る電子の規則が面白く、元素周期表マニアに。
金属元素である
色のついた化合物が多い
触媒になるものが多い
化合物によって酸化数が変化する
ということです。遷移元素は3族から11族までの金属元素が該当し、非金属元素はありません。遷移元素がどんな元素かとういうポイントは電子の配置にあります。
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遷移元素とセットで覚えたい「典型元素」とは
遷移元素以外の元素は典型元素と呼ばれています。典型元素と遷移元素は周期表の発明者メンデレーエフが名付けました。典型元素は1、2族、12~18族の元素です。1、2族は水素を除いて全て金属元素、12~18族は金属元素と非金属元素が混ざっています。典型元素の最外殻電子の数は族の下一桁と同じになるのです。
例えばナトリウムは1族の元素で最外殻電子はひとつ、アルミニウムは13族で3つの最外殻電子があります。一方、塩素は17族で7個の最外殻電子があるのです。
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原子の構造、遷移元素のポイントは電子の配置
image by Study-Z編集部
まずは原子の構造をおさらいしましょう。
原子は原子核(陽子と中性子)とその周りを飛び回る電子から成り立っています。この電子は適当な数の電子が自由に飛び回っているわけではありません。例えば水素ならひとつ、ナトリウムなら11個の電子を持っています。そしてこの電子はそれぞれ決まった軌道を飛び回りるのです。この電子のごとの軌道の配置も全て原子ごとに決まっています。
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