この記事では「手を打つ」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「agree」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「手を打つ」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「手を打つ」の意味と使い方は?

それでは、「手を打つ」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「手を打つ」の意味

「手を打つ」には、次のような意味があります。

1.感心したり、思い当たったり、感情が高ぶったりしたときに両手を打ち合わせて音を立てる。
2.話をまとめる。また、仲直りをする。
3.予想される事態に対して必要な処置をとる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「手を打つ」の使い方・例文

次に「手を打つ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.国立競技場でラグビーの観戦中、逆転のトライを見て彼は手を打って喜んだ。
2.野党側は、景気対策として新しい制度を導入することで手を打った。
3.入学者選抜試験では、混乱のないよう様々なことを想定して手を打つべきだ。

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「手を打つ」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「手を打つ」の英語表現

「手を打つ」は、大きく3つの意味に分かれます。それぞれ意味合いが全く違ってくるので、意味に合った表現を知っておくといいですね。

実際に手を打ち鳴らす意味で使う場合は、「clap」を使います。手を叩く以外にも、何かを打ち鳴らすときにも使う表現です。「合意する」意味では、少し幅が広い意味にはなりますが「agree」が使えます。最後に、事前に処置しておくことの意味では、「do something」がありますよ。

いずれも、これしか使えないというわけではありませんが、まずは一つの表現を確認しておきましょう。

1.Kenta clapped while skipping because of joy.
   健太は嬉しさのあまり足を弾ませながら手を打った。

2.We couldn't agree on the price in this contract.
   私たちはこの契約における金額で手を打つことはできなかった。

3.I should have done something to solve the problem.
   私はその問題を解決するために何か手を打っておくべきだった。

「agree」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現「reach an agreement」「have a deal」

言い回しは異なりますが、下記でも「agree」と同じような意味を表現することができます。

「reach an agreement」は「合意に達する」というのがもとの意味合いとなっており、「have a deal」のほうは「取引をする」というニュアンスがありますよ。日常の場面とビジネスの場面など、その時の様子や状況に合わせて使い分けるといいですね。

\次のページで「「手を打つ」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.We engaged in negotiations in order to an agreement with them.
   私たちは彼らと手を打つために交渉に係わった。

2.I had a deal with him for showing a notebook of my homework.
   私は彼と宿題のノートを見せることで手を打った。

「手を打つ」を英語で言ってみよう

この記事では「手を打つ」の意味・使い方・英訳を説明しました。「手を打つ」には大きく3つの意味に分かれるので、英語で表現する前にどの意味合いなのかを確認する必要がありますね。言い換えの表現では、「合意する」の意味合いで言い換えの表現を確認しました。

「合意する」意味では、「agree」はよく知られている単語ではありますが、意味に幅があるので状況によっては「reach an agereement」などを使うほうが正確に表現できる場面もありますよ

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「手を打つ」は英語でどう表現する?「手を打つ」の英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「手を打つ」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「agree」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「手を打つ」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「手を打つ」の意味と使い方は?

それでは、「手を打つ」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「手を打つ」の意味

「手を打つ」には、次のような意味があります。

1.感心したり、思い当たったり、感情が高ぶったりしたときに両手を打ち合わせて音を立てる。
2.話をまとめる。また、仲直りをする。
3.予想される事態に対して必要な処置をとる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「手を打つ」の使い方・例文

次に「手を打つ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.国立競技場でラグビーの観戦中、逆転のトライを見て彼は手を打って喜んだ。
2.野党側は、景気対策として新しい制度を導入することで手を打った。
3.入学者選抜試験では、混乱のないよう様々なことを想定して手を打つべきだ。

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