
「ご了承ください」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。
英語では、「ご了承ください」という意味を表す言葉は存在しません。ただ、シーンや用いたい意味によって、さまざまな言い回しで表現することができます。
ここでは、3つのシーンに分けて「ご了承ください」という表現をご紹介しますね。
シーン1.相手に理解してもらいたい時
「ご了承ください」には、こちらから説明した内容や事情を理解してほしいというニュアンスを含む場合があります。その場合には、「ご理解ください」という意味の文章を使いましょう。
この時のポイントは、「あなたの理解を求めます。」という文章にすることです。また、「kindly」という副詞を用いることで、「どうか〇〇願います」というニュアンスを加えることが可能できます。さらに、「hope」を使うことで、察してほしいというニュアンスを加えることもできますよ。
実際に使える表現を、例文でご紹介します。
1.I kindly ask for your understanding.
ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
2.We hope you will understand this.
ご理解いただけますよう、お願いいたします。(直訳:私たちは、あなたがこれを理解してくれることを願っています。)
シーン2.内容の把握や容認をして欲しい時
「ご了承ください」という表現は理解だけでなく、「ある情報を把握しておいてくださいね」という意味合いでも用いられます。このとき、「Please note that」という表現を使いましょう。「that」以下の情報が明確な時は、具体的な内容を省略することも可能です。
また、「この情報を容認してください」というニュアンスも含まれることがありますね。このような意味を表すときは、「許す」や「大目に見る」という意味の「forgive」や「excuse」という単語を使います。これで、「ご容赦ください」という表現に近い文章にできますよ。
1.Please kindly note that the start time of the concert may change in the future.
コンサートの開始時間が変更になる可能性もありますので、ご了承ください。
2.Please excuse my not attending with you that day.
その日は同行できないことをご了承ください。
3.Please forgive my absence.
欠席しますことをご了承ください。
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